酵素サプリメントの正しい知識!

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話題の酵素サプリメントを知ろう!

最近、よく耳にする「酵素」
酵素サプリメントや酵素ドリンクなど、健康やダイエットの分野で見かけますよね?

いまでもテレビや雑誌に度々ピックアップされて話題になっています。
これは、体内の酵素が年々減少するので、それを補いたいというニーズから多くの商品が開発されていると思いますが、この”酵素”について誤った認識をされている方が多いようです。

実は、流通している酵素サプリメントには酵素がほとんど含まれていないものが多く、また食物酵素を口から入れてもほぼ吸収されません。

酵素サプリメントの名称欄を見て頂ければ「酵素含有食品」ではなく「植物発酵エキス含有食品」となっているのではないでしょうか。

では、酵素サプリメントを摂る意味がないのかというとそうではありません。
酵素が補えるという目的が違うだけで、健康にとって意味が無い訳では無いのです。

そのためにも、酵素というものを正しく学びましょう。

2種類の体内酵素と食物酵素

私たちの体内酵素は大きく「消化酵素」と「代謝酵素」の2種類に分かれます。

消化酵素とは?
消化酵素は食べたものを体が吸収しやすいように消化するためのものであり、ご飯などに炭水化物(糖質)を分解するのはアミラーゼ、肉などのたんぱく質の分解するプロテアーゼ、脂肪を分解にするはリパーゼという酵素が働いています。これら消化酵素の働きによって、分解された栄養素は小腸で吸収され、体のためのエネルギーとなります。

代謝酵素とは?
消化酵素によって変換されたエネルギーを体の中で働かせるのが代謝酵素です。運動、呼吸、老廃物の排出、自然治癒力、免疫機能の調整、新陳代謝など、私たちの生命活動のあらゆるシーンで無数の代謝酵素が働いており、消化酵素が担う部分以外の生命活動のすべてに代謝酵素が関与しています。

実は、それぞれの素となる体内酵素の量は決まっていて、消化が忙しくなれば代謝酵素は減少し、病気などで代謝酵素が消費されれば消化にまわる体内酵素は減少するというふうに両者は密接な関係にあります。

食物酵素とは?
新鮮な生の野菜や果物、お刺身、また納豆や味噌などの発酵食品に含まれる食物酵素には、消化を助け、体内の消化酵素の消費を減らしてくれる働きがあります。
消化酵素が節約されれば、その分、代謝酵素に余裕ができ、新陳代謝や免疫力の向上、デトックスといった働きが活発になります。その結果、肌の調子が良くなったり、胃腸の調子が良い、また代謝力アップでダイエットといった感じに体が好循環になります。

酵素サプリメントに期待できること!

植物発酵エキスには、豊富な栄養素が含まれています。

実は、食品素材は“発酵”させることで栄養価がパワーアップしたり、もとの素材にはない栄養価がプラスされたりします。

これはヨーグルト、納豆、味噌、漬物などの発酵食品が健康に良いというイメージをしてもらえれば良いと思います。

具体的なビタミン・ミネラル・アミノ酸などの栄養価については、どのような原料をどのように発酵しているかで変わりますので、詳細は各メーカーをチェックしましょう。

また、食材が持つ食物酵素が残っていれば、消化酵素のサポートにも繋がります。

このような視点・目的から摂取するのであれば、酵素サプリメントは素晴らしいものです。

私の体験談

2年~3年前に、酵素がブームとなった時の情報ですが、私が実際に体験した話です。

まだまだ知識が不足していた時の話です。
最近では、加工技術の進歩によって状況が変わってきているかもしれませんので、あくまで当時の例としてご参照下さい。

大手の酵素サプリメントメーカーへの質問
Q:酵素ってどれだけ入っているのですか?
A:酵素は商品名であり、実際に酵素が入っている訳ではありません。
原材料メーカーへの質問
Q:植物発酵エキスに酵素(体内酵素)がどれだけ入っているか規格化できますか?
A:ご存じかもしれませんが、流通している酵素サプリメントも含め、植物発酵エキスに酵素は含まれていません。ですが発酵することで、アミノ酸スコアが向上し、ビタミン・ミネラルの含有量もアップしています。
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