疲労に効果的なイミダゾールジペプチドとは?

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優れた抗疲労効果を持つイミダゾールジペプチド(イミダペプチドと呼ばれることもありますがこれについては後述にて)、私が積極的に摂っているサプリメントの1つで、フットサル時には常用しています。

イミダゾールジペプチドの効果とは?

イミダペプチドが持つ効果の1番の特徴と言えば「抗疲労」です。

”疲労なの?”と思われる方が多いと思いますが、疲労が発熱や痛みと同じく「3大生体アラーム」の1つと言われていることはご存じでしょうか?

本来は、これほど重要な危険信号なのですが、日本人にとって「疲労」に関する問題はあまりにも大き過ぎるため、国費を投じた抗疲労プロジェクトが行われたのです。

毎日の疲れをケアする事が、非常に困難な事なのは皆さんもご存じだと思いますが、そんな中発見されたのが、イミダゾールジペプチドです。

これまでの抗疲労物質とは根本的に抗疲労のメカニズムが異なり、疲労が起こっている箇所をピンポイントに回復しますので、画期的な発見となったのです。

栄養ドリンクでの疲労回復は難しい

イミダゾールジペプチドの効果を詳しく紹介する前に、これは知っておいてほしいという点が「栄養ドリンク」や「エナジードリンク」との違いです。

多くの栄養ドリンク系は、眠気をさませたり、気分を高めることで、疲労感を一時的に弱める働きがありますが、これはカフェインやアルコールによるものです。

特にカフェインの覚醒作用は眠気覚ましに有名ですね。

飲んではいけない・・・ということではないんです。
実際、私も状況に応じてこれらのチカラを意識的に借りることがあります。

問題は、栄養ドリンク系を飲むことで疲労が回復したと勘違いしてしまい、『疲れたら飲む』という習慣を繰り返して常用しまうことにあります。

また、ドリンク剤には脳の働きを活性化させるために、糖分が多く含まれているものもありますので、カロリーコントロールにも注意が必要です。

イミダゾールジペプチドの抗疲労効果とは?

そもそも疲労が起こるメカニズムとは、「老化システム」とまったく同じで、過剰な活性酸素が細胞にダメージを与えることによって始まります。

細胞がダメージを受けて、一時的に傷つけられてしまうのが『疲労』であり、その傷が残ってしまうのが『老化』と考えてもらえば分かりやすいでしょうか?

つまり、抗疲労作用とは抗酸化作用ということにもなります。

ですが、イミダペプチドが作用するまでのシステムは、他の抗酸化物質と大きく違います。

イミダゾールジペプチドは、ヒスチジンとβアラニンというアミノ酸に分解されて吸収された後、体内で最も疲労を起こしている脳などの部位に運ばれ、そこでイミダゾージルペプチドに再合成され、抗酸化作用を発揮します。

つまり、疲労を起こしている箇所に対してダイレクトに効果を発揮出来るのです。

イミダゾールジペプチドとは?

イミダゾールジペプチドとは、「βーアラニン」と「ヒスチジン」が結合した成分で、イミダゾール基を有するアミノ酸結合体の総称です。

現在、『カルノシン』『アンセリン』『バレニン』の3種類がこれに該当します。

アンセリンは聞いたことがあるのではないでしょうか?
プリン体を排出することで尿酸値を下げ、痛風の改善に効果が期待されている成分で、マグロやカツオなどの回遊魚に多く含まれています。

バレニンは鯨(クジラ)にのみ含まれる成分です。

国費を含む総額30億円の予算を費やし、産官学が共同で研究した成果は『鶏由来』であり、鶏にはカルノシンとアンセリンが含まれています。

産官学とは民間企業、官公庁、学術機関が連携した総称です。
<産>製薬・化学企業9社、食品企業7社、総合商社2社の計18社
<官>健康予防医療産業振興プロジェクトを推進する大阪市
<学>大阪市立大学などの5大学

イミダペプチドとは?

イミダペプチドとは、成分はイミダゾールジペプチドですが、日本予防医薬㈱の商標です。

海岸松の樹皮から抽出されるフラボノイドに、フラバンジェノールとピクノジェノールの2種類の名称があるは「ピクノジェノールはスイスのホーファーリサーチ社」、「フラバンジェノールは日本の東洋新薬」の商標登録であることと同様です。

つまり、『イミダペプチド』の名称を使えるのは日本予防医薬㈱又は日本予防医薬㈱の許諾を受けた商品のみということになります。

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