ひっそりと人気を高めるスルフォラファンとは?

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スルフォラファンとは?

スルフォラファンとは、ブロッコリーやカリフラワー、キャベツやワサビなどのアブラナ科の食品に含まれる辛味成分(イオウ化合物)のもととなる物質が消化吸収されてスルフォラファンに変化します。

スルフォラファンは、特にブロッコリーの新芽の部分であるブロッコリースプラウトに豊富に含まれているファイトケミカルの1種であり、新芽には成長したブロッコリーの20~50倍ものスルフォラファンが含まれているとされている他、ビタミンやミネラルも豊富に含まれていますので栄養の宝庫として称されることもあります。

スルフォラファンはまだまだ認知度としては低いかもしれませんが、知る人ぞ知る成分として現在までひっそりと人気を高めています。

スルフォラファンの効果や効能って?

米国:ジョンズ・ホプキンス大学医学部のポール・タラレー博士によって発見されて以降、世界の研究機関で研究されているスルフォラファンは、さまざまな疾病予防に効果があることが明らかになっていますが、スルフォラファンに期待されている作用にはどのようなものがあるのでしょうか?

肝臓をサポート

肝臓は体中で最も大きな臓器で、糖質・脂質の代謝、アルコールや毒物・薬物の解毒、胆汁の生成など健康を維持する上で欠かせない多くの機能を担っている器官ですが、一方で「沈黙の臓器」と呼ばれるほど自覚症状に乏しいまま病状が進行しやすい臓器ですので、日々のケアがとても重要とされています。

この重要な肝臓をサポートする成分として注目されているのがスルフォラファンです。

スルフォラファンには、毒物を無毒化し体外に排出する機能を持つ解毒酵素の生成を活性化する働きが確認されており、肝臓の解毒力を高めるだけでなく、肝機能の向上にも役立ちます。

また、アルコールの代謝物で二日酔いの原因物質でもあるアセトアルデヒドの代謝を促進する働きもありますので、肝臓の働きをサポートする重要な成分と言えます。

他のもアセトアルデヒトの代謝をサポートする成分としては「オルニチン」や「L-カルニチン」が知られていますので、上手に組み合わせると良いでしょう。

優れた抗酸化作用で健康をサポート

体内の細胞を酸化させて老化の原因と言われるものに「活性酸素」があります。
活性酸素は、紫外線や大気汚染、喫煙やストレスなどさまざまな原因によって体内に発生し、シミやシワなどの美容面だけでなく、多くの疾病の要因にもなってしまいます。

スルフォラファンは優れた特徴を持って抗酸化作用を発揮します。

フィトケミカル類であるスルフォラファンは、細胞の間の水溶性の部分に加え脂溶性の部分、さらには細胞膜においても抗酸化効果を発揮することが出来ます。
また、スルフォラファンの最大の特徴ともいえるのが、体内に取り入れてから3日(72時間)以上も抗酸化作用が持続するということです。

つまり、広い範囲を長期間ケアすることに期待できるのです。

その他の作用について

上記の優れた解毒作用によって発ガン性物質を無毒化する酵素を活性化させ、さらに抗酸化作用を合わせ持ちますのでガンの予防効果に期待されています。

胃炎や胃がんを引き起こす因子とされているピロリ菌に対する殺菌作用が確認されています。

また、内臓脂肪の蓄積や花粉症の予防にも期待されています。

スルフォラファンの副作用って?

現時点においてスルフォラファンの摂取による健康被害や副作用に関する報告はありません。

もともと植物性食品由来の成分であり、ブロッコリーなど食経験が長いものに含まれている成分ですので、安全性はとても高いと考えられます。

最近では、スルフォラファンのサプリメントも増えてきていますので、ブロッコリーやカリフラワーが苦手な方はサプリを利用すると良いでしょう。

ただし、サプリメントなどで摂取する際には、過剰摂取に注意しましょう。

どれだけ安全だと思われる成分でも、極端な摂り方をすると不調を招く可能性がありますので、適量を長期的に摂ることをオススメします。

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