阿良々木暦の『化物語シリーズ』堂々完結!

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ランキング第1位『化物語〈物語シリーズ〉』

個人的に色々なアニメを見ていましたが、ランキング第1位が物語シリーズで、私の大好きな「めだかボックス」の西尾維新さんによるライトノベルのアニメで、阿良々木暦の声は、これまた私の大好きな夏目友人帳の夏目貴志役の”神谷浩史(カミヤヒロシ)”さんです。

2017年8月12・13日の終物語の放送を持って、主人公:阿良々木暦は高校生活が完結ーと同時に物語シリーズも完結・・・ということでようやくこのアニメを紹介する機会が訪れました。

キャラの男女比からハーレムもの?と思われる方もいるかも知れませんが、怪異とヒトとの繋がりを面白おかしく語って言葉遊びのような独特な演出と世界観を持ったアニメです。

ですが、男性キャラが少ないのも事実で数えられるほどしか登場しません。
実際のところ「阿良々木暦」「忍野メメ」「貝木泥舟」の3人以外はwww

ちまたでは”神アニメ”と称され、私自身も大好きですが、サプリメントと一緒で合う合わないは人それぞれですので、苦手な方は無理をせず、見てみたいなぁと思っていた方はこれを期にぜひ全話視聴を目指して下さい。

物語シリーズは、その都度タイトルが変わりますので、化物語の続編ということを知らない方もいるかもしれませんので、まずはシリーズを放送順に紹介したいと思います。

①化物語
②偽物語
③猫物語(黒)
④猫物語(白)
⑤傾物語
⑥囮物語
⑦鬼物語
⑧恋物語
⑨花物語
⑩憑物語
⑪終物語(その1)
⑫暦物語(短編集)
⑬傷物語<劇場版>
⑭終物語(その2)

と、このようなタイトルから物語シリーズと呼ばれていますが、全て関連していますw

それにしても、こうやって並べると凄い数ですね。
最後までアニメ化してくれて、ホントありがとうございます。

ちなみに、放送順は上記のようになっていますが、時系列はバラバラです。
ですが、順番に見ることで、不足していたピースが徐々に埋まっていくようで面白いですよ。

①化物語

化物語(全15話)は物語シリーズの各ヒロイン達の登場するだけでなく、以後のストーリー展開に欠かせない「忍野メメ」が登場しますので、絶対見て下さい。

暦と怪異の関わりだけでなく、キャラ同士の会話や斬新な演出など見所満点で、中でも個性が際立っているのがメインヒロインのガハラさん(戦場ヶ原ひたぎ)で、ツンデレ、ピュア、ルパンのモノマネ?など1人で何役も担っています。

ダブルメインヒロインともいえる羽川翼は、化物語よりも猫物語(黒)&猫物語(白)そして傷物語(劇場版)で本領を発揮します。

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『化物語』のEDはアニソンでも大人気の「君の知らない物語(supercell)」、この歌詞とアニメの話が合致する場面がありますので、神曲もお楽しみに。

物語のサブタイトル

数々のタイトルとサブタイトルが組み合わさっているのも、物語シリーズのポイントです。

化物語では、ヒロインごとに下記のようなタイトルが付いています。

●ひたぎクラブ-蟹
●まよいマイマイ-蝸牛
●するがモンキー-猿
●なでこスネイク-蛇
●つばさキャット-猫

忍野メメ

アロハのおっさん、怪異の専門家だがバランサーの立ち位置で直接的な怪異退治はしない。「元気いいなあ、何かいいことでもあったのかい?」が口癖。

戦場ヶ原ひたぎ

高校入学前に“蟹に行き遭った少女” 、『おもし蟹』 に体重を奪われた?差し出した?ことで、40kg後半強の体重が実際には5kgしかないという悩みを阿良々木暦に助けられる。

「まぁ大きなお世話も、余計なお節介も、ありがた迷惑も阿良々木君にされるならそんなに悪くないかもしれないわ」

「無知は罪だけれど、馬鹿は罪じゃないものね。馬鹿は罪じゃなくて、罰だもの。」

「これまでの私の人生はあんまり幸福とは言えないものだったけれど……だからこそ阿良々木くんと知り合えたのだと考えると、それを、全部、チャラにしてもいいと思えるのよ」

「銅四十グラム、亜鉛二十五グラム、ニッケル十五グラム、照れ隠し五グラムに悪意九十七グラムで、私の暴言は錬成されているわ」

「誰とどんな風に遊ぼうと、それは阿良々木くんの自由だけれど・・・その浮気が少しでも本気になったら、殺すわよ」

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②偽物語

偽物語(全11話)は、化物語で説明がなかった阿良々木暦が溺愛する2人の妹“ファイヤーシスターズ(火憐&月火)”の話で、数少ない男性キャラ:貝木泥舟も大きく関わってきます。

ラストで月火の秘密を知った暦が忍と共に戦いに赴くシーンは良かったです。

阿良々木火憐(あららぎかれん)

阿良々木暦の上の妹、栂の木二中のファイヤーシスターズ実戦担当で、貝木泥舟と対峙した「囲い火蜂」という名の怪異を感染されてしまいます。

サブタイトルは「かれんビー」

その後、火憐を止めるべく兄として立ちふさがる暦の妹たちへの想いの名場面が・・・。

「迷惑はずっとかけられてる。ただし…悪いなんて一言もいってない。劣等感と一生向き合う覚悟があるのなら、例え偽物だろうと、それは本物と同じじゃないか。いっとくが僕はお前達が大嫌いだ。だけど、いつだって、誇りに思っている。」

阿良々木月火(あららぎつきひ)

阿良々木暦の下の妹、栂の木二中のファイヤーシスターズ参謀担当で「プラチナむかつく!」が口癖。

サブタイトルは「つきひフェニックス」

しかし、その正体は『しでの鳥』という怪異なのです。だけど貝木泥舟の一言が月火の存在を救済します。(ここから貝木のイメージが逆転している?)

以下、影縫余弦(かげぬいよずる)の発言。

「これは貝木君が昔よう言っとった思考ゲームやねんけどな。本物とそれとまったく同じ、区別もつかんような偽物とどっちのほうが価値があると思う?」

「これに対するうちの答えは、当然本物の方が価値があるやった。忍野君は等価値やゆうとったかな。けど、貝木君は、こないゆうとったわ。偽物の方が圧倒的に価値があるってな。そこに本物になろうという意志があるだけ 偽物の方が本物のよりも本物だ。」

「性善説」と「性悪説」の違いはこの話で登場してから学び覚えました。

不思議なもので、自分で必要だと思った「学び」には苦痛はなく、新しい知識を覚えれたこと、そしてそのシーンの内容をより深く知れた嬉しさで一杯です。

OP「白金ディスコ」はテンポの良い名曲です。

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③猫物語(黒)

猫物語:黒(全4話)は化物語の少し前の話で、サブタイトルは「つばさファミリー」

阿良々木暦は、ゴールデンウィーク初日に大きなガーゼで顔を覆った羽川翼に会い、彼女の家庭環境を知ることとなり、その後、車に轢かれた尾のない猫を翼は躊躇なく埋葬したことにより翼の身に変化が起こります。

血の繋がらない両親と暮らしており自分の家庭環境の歪みを抱えている翼は、そのストレスから「障り猫」に魅入られ取り憑かれします。

障り猫が表面に出ている状態は以後、新種の怪異『ブラック羽川』と呼ばれています。

④猫物語(白)

猫物語:白(全5話)は二学期が始まった時の話で、サブタイトルは「つばさタイガー」

猫物語:白以降は、物語シリーズ<セカンドシーズン>になります。

序盤に虎の怪異と遭遇する羽川翼、物語は時々「章」が飛んだり一気に進んだりすることで、自分に何が起こっているのかに気付きます。

ブラック羽川が翼の『ストレス』によって生み出された怪異なら、【苛虎】は『嫉妬』によって生み出された怪異、羽川翼は阿良々木暦への想いによって発生した新種の怪異なのです。

終盤、いよいよ告白シーン。

「ねぇ阿良々木君。私は阿良々木君が大好きだよ!結婚を前提に私と付き合ってくれないかな?」

少し重い告白ですが、これは暦の気持ちがガハラさんに向いているのが分かった上で、自分の本心に正直になったからだと思います。

羽川翼

成績優秀、容姿端麗で阿良々木暦が理想とする女性で「何でもは知らないよ。知ってることだけ」という口癖を持ち、精神に猫(ブラック羽川)を宿している。

様々な場面で暦をサポートしている重要キャラで、傷物語(劇場版)では絶対的なヒロイン。

物語シリーズで圧倒的な深い名言をいつくも残しています。

「子供を叩いたら、叩かれたことを納得できるだけの理由を話してあげなくちゃダメ。」

「だれにでも優しいって、やっぱり無責任だからね。」

「それはおまえの意見じゃにゃいだろ。それはただの言葉だ。おまえの気持ちじゃにゃい。 問題はおまえがどういう気持ちでいるのか、にゃ。」

「親が子を愛すことは果たすべき義務ではなく気持ちであり、それができないなら結婚などするべきではなく、子を持つべきではない。」

「阿良々木くんに限らない。多分私は、自分以外の誰かに助けを求めることができないのだ 決定的なところを人に委ねたくないと思っている・・・。」

「美しくなくっていい。白くなんてなくっていい。私はあなた達と一緒に、汚れたい。」

「本人が幸せだと思っているから、幸せだということにはならないでしょう。」

「あなたが幸せになれないのは あなたが幸せになろうとしていないからだよ。」

「迷惑かもしれないけれど、好きな人には迷惑をかけるのが私達のやり方だから。」

「ざーんねん。友達、できちゃったね」

「相手のために死ねないのなら、私はその人を友達とは呼ばない。」

⑤傾物語

傾物語(全4話)は夏休みの最終日に宿題を何一つやっていないのに、明日が始業式である事に気が付き忍に”昨日に戻りたい”と言ったことで、過去へのゲートを潜ることになった話で、サブタイトルは「まよいキョンシー」

その日は、11年前の5月13日、そこで暦はふと母の日に交通事故で亡くなる少女「八九寺真宵」を助けようと思いつき物語は進みます。

八九寺真宵(はちくじまよい)

大きなリュックサックを背負った小学5年生の「迷い牛」蝸牛の怪異。

サブタイトルは「まよいキョンシー」

【永遠の迷子】として公園の近くを彷徨っていたが、暦とガハラさんによって無地成仏した・・・はずが、なぜか浮遊霊として二階級特進してしまいますが、これがのちに、あるものを呼び出す切っ掛けになります。

物語シリーズの重要なムードメーカーで、暦との言葉遊びは非常に多岐に渡り、小学生とは思えないほどのお笑いセンスがあるものの、同時に物語中で一番セクハラを受けているヒロインだともいえるかもしれませんw

「やればできるなんて、聞こえのいい言葉に酔っていてはいけませんよ阿良々木さん。その言葉を言うのはやらない人だけです。」

「忙しいなんて言葉は、時間の配分ができない人間の言い訳ですよ。」

「好きなものを好きでい続けるために、本当はもっと頑張らなくちゃいけなかったんですよ。」

「勇気 と最後につければ、大抵のことはポジティブに置換できますよ?」

「幽霊になったことは不幸せです。でも、阿良々木さんに会えたことは幸せですね。」

「阿良々木さんと楽しくおしゃべりしていたこの三ヶ月は、わたしが一人で道に迷っていた十一年を、十分埋め合わせてくれましたから。」

⑥囮物語

囮物語(全4話)は、化物語からおよそ4ヶ月後の話で、忍野扇と遭遇し、それから机の隙間などから白蛇を目撃するようになります。

サブタイトルは「なでこメドゥーサ」

直後北白蛇神社の神であるクチナワが現れ、蛇切縄を払うときに殺した蛇の命の償いをするよう撫子に迫り、撫子に「クチナワの生前の体を見つけること」を迫ります。

その後、阿良々木家に侵入し見事に神体である札を発見するも、なんだかんだとパニックが起こり札を飲み込み、物語シリーズ最強?最恐?の怪異へと神化します。

千石撫子(せんごくなでこ)

阿良々木月火の同級生にして友人の中学二年生で、『蛇切縄(じゃぎりなわ)』という呪いをかけらてしまいます。

忍野メメが用意した御守りにより一匹は浄化、もう一匹は暦が無理矢理引き剥がしなんとか解決したしたのですが、暦への片想いにより、メインの「恋物語」へと続きます。

「片思いをずっと続けられたら…それは両想いよりも幸せだと思わない?」

「人間は・・・何にも食べられない。食べるだけで、殺すだけ・・・罪に対する罰がない。」

⑦鬼物語

鬼物語(全4話)は傾物語の続きとなる話で、謎の『くらやみ』に遭遇することで忍の400年前の昔話が語られます。

”くらやみ”は怪異ではない。怪異以外の存在-非存在であり、怪異の道を踏み外した怪異を狙うものでターゲットは『八九寺真宵』だったのです。

サブタイトルは「しのぶタイム」

以下、物語シリーズでもトップの名シーンです。

いいじゃないですか、阿良々木さん。離れていてもずっと一緒だとか、心の中の思い出は消えないとか、いつでもわたしはそばにいるとか、ふたりの絆は永遠だとか、それでもいつか阿良々木さんが本当に困ったときにはきっと帰ってきますとか、そーゆーのでなんとか納得してください。

「そんな簡単に割り切れるわけないだろ!!」

あぁ、消えるという言い方はよくないですね、私は帰るんですよ、阿良々木さん。いなくなりますけれど、居なかった事になった訳じゃありません。

シリーズ初の涙シーンです。。。

忍野忍(おしのしのぶ)

鉄血にして熱血にして冷血の「怪異の王」とまで呼ばれた吸血鬼、本名は”キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード”、ドーナツが大好きでドーナツが絡むと「ぱないの!」と思わず声を出してしまう金髪幼女。

「信じる者は救われるというさっきの言葉は存外、救われたから信じるという、後出しジャンケンのような形で語ったほうが、ひょっとすると真実には近いのかもしれん。」

「儂らは過去を水に流してはならんのじゃ。それでも、歩み寄ってはならん理由はなかろうよ。」

「ま、死ぬときは一緒なのじゃから、生きるときは尚一緒かの。」

「太陽は儂の敵じゃが月には色々と恩恵を受けておる。ゆえにここで、その恩返しをしておくのも悪くはあるまい。」

「人間なんて、どんな過酷な状況でも幸せになれるし、どんな満たされた状況でも不幸になれるのかもしれんのう。」

「どんな存在も、どんな行為も、見てくれる奴がおらねば、空しいばかりじゃろう。どんな英雄譚も、どんな怪異譚も、語られることがなければそれはないのも同じじゃろう。」

⑧恋物語

恋物語(全6話)は、囮物語で神になった千石撫子から暦を守るため”戦場ヶ原ひたぎ”は、宿敵である詐欺師『貝木泥舟』に千石撫子を騙すことを依頼します。

サブタイトルは「ひたぎエンド」OPは90年代を思わせる演出ですw

本作の主役は、間違いなく”貝木泥舟”で過去の悪役を払拭する活躍ップリです。

貝木泥舟(かいきでいしゅう)

忍野メメと大学時代を共にした怪異の専門家であり、金ためなら子供でさえ騙すことを厭わない詐欺師だが、恋物語ではハードボイルドさで人気が急上昇した数少ない男性キャラ。

「今回の件からお前が得る教訓は”タダ働きは割にあわない”だ」

「人は真実を知りたがる。あるいは自分の知っているものを真実だと思いたがる。」

「真実を知りたければまず嘘を知れ。」

「恋は人を強くすることもあれば、人を駄目にすることもある。」

「好きな奴がお前のことを好きになってくれるとは限らないのと同様、嫌いな奴がお前のことを嫌いになってくれるとは限らないんだよ。そして嫌われてくれるとさえ限らないんだ。」

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⑨花物語

花物語(全5話)は、暦・ひたぎ・翼らの卒業後の話で、「願いを叶えてくれる悪魔様」の正体を知るべく行動する神原駿河が主役の話です。

ですので、サブストーリー的な感じて見てもらえればと思います。

サブタイトルは「するがデビル」

神原駿河(かんばるするが)

私立直江津高校の二年生、左手に『雨降りの悪魔(レイニー・デビル)』を宿し、戦場ヶ原ひたぎに対し強い憧れを抱いていた彼女は、暦に対して嫉妬し憎むようになります。

ひたぎに助けられた後は、暦を慕うとんでもないド変態キャラとして活躍します。

「やって後悔する方がいいなんてことをいうのは、やってしまった後悔の味を知らない、無責任な第3者の台詞だ。だけど一番いいのは、やって後悔しないことだ。」

「何でみんな、そうやって人と会う事を拒むんだ! 話にならない! 誰かと誰かが出会わなきゃ 話にならないだろうが! 物語にならないだろうが!」

⑩憑物語

憑物語(全4話)は、千石撫子の件が解決した2月の話で、大学受験を迎えた2月のある日、風呂場で自分が鏡に映らないという異変に気付き、不死身の怪異の専門家である影縫余弦と斧乃木余弦に相談にいくことでストーリーが進んでいきます。

サブタイトルは「よつぎドール」

斧乃木余接(おののぎよつぎ)

よつぎの正体は影縫余弦が作り出した式神(人間の死体の憑藻神)で、当初は「僕はキメ顔でそう言った」という語尾が目立ちましたが、後半ではなくなりますw

影縫余弦とツーマンセルで活動してますが、後半は暦のサポートに度々登場し、なぜか八九寺真宵と仲良しになっています。

「不幸でいつづけることは怠慢だし、幸せになろうとしないことは卑怯だよ。」

「人生は最期にはプラスマイナス0になるだっけ?死んだら0になるのは当たり前だっつ~の。」

「事情なんて全員にあるよ。自分だけが被害者みたいな言い方をするんじゃない。」

「いつだって人生はやり直せるとか思っちゃってるんじゃない?
何を始めるにも遅いなんてことは無いって思っちゃってるんじゃない?
失敗してもうっかりしても取り返しがつくって思っちゃってるんじゃない?」

⑪終物語(その1)

終物語(全12話)は、化物語から続いてきた物語シリーズの集大成の話の前半部で、これまで積み重ねてきた伏線が回収されるストーリーで、物語の終盤へと続きます。

おうぎフォーミュラ(忍野扇)

11下旬、阿良々木暦が神原駿河から忍野メメの姪を名乗る転校生の後輩、忍野扇を紹介されることでスタートしますが、扇自体は傾物語でも囮物語でも、鬼物語でも恋物語でも、憑物語でも伏線キャラとして登場しています。

「話せば楽になりますよ。どんなに嫌な思い出も話してしまえばただの物語です。」

「私は嘘や誤魔化しの天敵です。先延ばしや後回しの捕食者です。」

そだちリドル、そだちロスト(老倉育・おいくらそだち)

2年前の事件を思い出した翌日、当事者である老倉育と再会した暦は、彼女から猛烈な敵意と憎悪をぶつけられます。

暦は彼女に対する罪悪感から、密室から失踪した母親を探してくれと依頼され、救いがたい事実に向き合うこととなります。

実際には、忍野扇VS羽川翼がメイン???

しのぶメイル

鬼物語のあと、神原駿河と合流した暦の前に、突如そこへ謎の鎧武者が現れます。

その正体は、忍(キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード)の最初の眷属で初代怪異殺し(本名:死屍累生死郎)であり、パートナーの座を賭けて暦と決闘することとなります。

⑫暦物語

暦物語(全12話)は全話に異なるサブタイトルが付いており、内容は一度物語を振り返ろうというようなものですが、最終話「こよみデット」だけは終物語の後半パート開始部に繋がりますので、ここだけは必須です。

⑬傷物語

傷物語は劇場版3部作で、“怪異の王”キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードと阿良々木暦の衝撃的な出会いの話です。

つまりは、物語の始まりの物語で、暦が羽川翼に受けた『恩』もここで紹介されています。

ストーリーは化物語の前の話になるのですが、劇場版だけに絵のタッチが異なっていたり、グロい場面があったり、翼へのセクハラ度合いが大きいので、個人的には最後の答え合わせみたいな感じでみてもらいたいと思う作品です。

⑭終物語(その2)

終物語(全7話)は後半部で、いよいよ物語も終盤になります。

暦物語の最終話で、臥煙伊豆湖に妖刀『心渡』でバラバラに斬り捨てられた場面からストーリーが始まります。

まよいヘル

サブタイトルからも分かるように、鬼物語で別れたはずの八九寺真宵と再会し、「ここはですねー阿良々木暦さん。地獄です。」と告げられます。

また、憑物語で登場した手折正弦(ておりただつる)の役割もここでハッキリします。

そして、三竦みの関係から八九寺真宵には新たなる役目ができます。

三竦みとは、「ヘビはカエルを捕食し」「カエルはナメクジを丸呑みにする」そして「ナメクジはヘビを溶かしてしまう」というようなループ構造です。

あれ?なんかこんな怪異がいましたよね?www

ひたぎランデブー

恋人ガハラさんからの「高校生活総集編のデート」の申し込みを受け、二学期から休む暇もなかった暦は浮かれますが、しっかりとツンデレっぷりを見せてくれます。

おうぎダーク

とうとう忍野扇が判明、その正体は阿良々木の自己批判精神から生まれた怪異だったのです。
このことに気づいていたのは、何でも知ってるお姉さん臥煙伊豆湖(がえんいずこ)、そして物語は終盤へ進みます。

最終局面では、「ONE PIECE」の頂上決戦におけるシャンクスばりの登場で「忍野メメ」が最後を締めます(ネタばれw)

ストーリー中では臥煙さんがコントロールしているようであって、最終的にはメメの思い通りになっているのでは?という気がしてなりません。

ねんどろいど 化物語 阿良々木暦 ノンスケール ABS&ATBC-PVC製 塗装済み可動フィギュア

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阿良々木暦

三年生に進級する前の春休みに瀕死状態の吸血鬼:キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードを自らの血を与える助けることで「人間もどきの吸血鬼もどき」になってしまい、多くの怪異と関わるよになる。

では、阿良々木暦の名言いってみましょう。

「流行ると良いな。戦場ヶ原、蕩れ(とれ)。」(化物語)
”蕩れとは、萌えの更に一段階上を行く化物語上の用語です。”

「正論は人を傷つける。いつだって」(化物語)

「でも、戦場ヶ原。だったらお前、僕のどこに惚れたんだ?ここで動かない僕を、お前は好きだと誇れるのか?」(偽物語)

「僕はお前達が大嫌いだ!だけどいつだって誇りに思っている。」(偽物語)

「偽物であることが悪というなら、それは僕が背負います。偽ることが悪いことなら、僕は悪いやつでいいんです。好感度なんていらねえよ!僕は最低の人間でいい!」(偽物語)

「僕だって・・・お前達の為なら死んでやるよ。何度でも、何度でも、不死身のドラキュラみてぇに死ぬまで死に尽くしてやる。」(偽物語)

「無理だったかもしれない。無茶だったかもしれない。でも無駄じゃなかった。お前が命懸けで頑張って、この虎の放火をたった十秒遅らせてくれなかったら、僕は間に合わなかった。そしたら僕はきっと泣いてたぜ」(猫物語:白)

「僕は戦場ヶ原のことが一番好きで、羽川のことをを誰よりも尊敬している。八九寺と喋るのは何より楽しい。だけど一緒に死ぬ相手を選べと言われたらお前を選ぶ。」(傾物語)

「お前が明日死ぬのなら僕の命は明日まででいい。お前が今日を生きてくれるのなら僕もまた今日を生きていこう。」(傷物語)

「パンツは返さないけれど、その代わり恩は絶対に返す。羽川にとって必要な時にたとえ何もできなくたって、僕は絶対にそこにいる。お前に恩返しをすることが、今日から僕の生き甲斐だ。」(傷物語)

「間違ったことでも、酷いことでも、馬鹿げたことでも、多くの人がそれを肯定すれば、正しくなってしまえることを僕は知った。」(終物語)

「多数決。間違ったことでも真実にしてしまえる唯一の方法。幸せではなく示し合わせを追求する積み木細工の方法。僕達の不等式-僕達の不当式。
人類が本当の意味で発明したと言えるのはこれくらいのものだろう。そしてこれは、人類史上もっとも醜い式である。」(終物語)

あぁ~書いた♪書いた♪ようやく書けました。
これまで書いた記事の中でもっとも長文になってしまったので、トップに目次も作成してしまいまいした。

物語シリーズが大好きな方、またはこれから見てみようかなぁ~と考えている方の参考になれば幸いです。

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