GABAは睡眠対策にも有効?

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眠りを促すGABAの作用!

GABA(Gamma-Amino Butyric Acid)は脳内で脳に存在する抑制系の神経伝達物質として、グルタミン酸など興奮系の神経伝達物質の過剰分泌を抑える働きを持つアミノ酸です。

アミノ酸はタンパク質を構成するものが有名ですがギャバはちょっと異なるのです。

GABAの代表的な働きに「リラックス効果」にありますが、 これはGABAが抑制性の神経伝達物質として”興奮を抑制”したり”緊張を緩和”する作用を持つためです。

強いストレスや落ち込みなどで脳が1種の興奮状態にあるとどうしても寝つきが悪くなってしまいますよね?

小学生の時の遠足や運動会、試合や試験の前日などに興奮・緊張・不安で目が冴えて眠れないというのも同様の状態です。

ですが、これらのイベント的な事例に対して、仕事・人間関係におけるストレスは継続して発生するという大きな違いがあり、これが「眠りに入り難い・寝てもすぐ目が覚める」など不眠の状態の習慣化に繋がってしまうのでしょうね。

つまり、GABAの持つリラックス効果は「睡眠に入りやすい環境を整える」という重要な役割も担っているのです。

睡眠と体温の関係にもGABAが関係?

私たちの身体は、眠りにつく時には表面の温度が上昇し、体の奥のほうの体温である「深部体温」が下がると言われています。

そして、GABAの持つ深部体温低下作用は、上記のリラックス効果と合わせて、スムーズな眠りを自然に整えると期待されているのです。

GABAが不足すると?

一般的にGABAは睡眠中に生成されるため、睡眠不足はGABA不足にも繋がるとされていますので、慢性的な睡眠不足の方は注意が必要かもしれません。

この「睡眠不足」からの「GABA不足」は不眠の無限ループを招く可能性があります。

睡眠不足 → GABA不足 → GABA不足による睡眠不足 → さらなるGABA不足…

といった負の連鎖を招かないように、GABAを積極的に摂取しましょう。

GABAは必須栄養素ではありませんが、ストレス社会の現代には大切な栄養素です。

GABAを効率良く摂るには?

ストレスはGABAを減少させますので、日常的にストレスが多いと意識している方はサプリメントや健康食品などを利用すると良いでしょう。

また、最近では多くの形状の加工食品にもGABAが配合されています。
下記に機能性表示食品の届出がされているものを掲載していますので参考にしてみて下さい。

 商品名GABA含有量
 メンタルバランスチョコレートGABAチョコ100gあたり280mg
 味覚糖のど飴PLUS ハーブミルク味6粒あたり30mg
 特濃ミルク8.2 あずきミルク4粒あたり12.3mg
 GABA おかゆ革命1パックあたり12.3mg
 かるしお認定 だしの旨みで減塩 鶏炊きうどん1食あたり12.3mg
 かるしお認定 だしの旨みで減塩 小海老天そば1食あたり12.3mg
 WHITE CAFE GABAコーヒー1本あたり28mg
 カゴメ野菜ジュース 食塩無添加 (200ml 紙)1本あたり26mg
 明治のむヨーグルトGABA(ギャバ)で元気1本あたり12.3mg
 GABA(ギャバ)牛1食あたり30mg

機能性表示食品制度がはじまって、サプリメントや健康食品だけでなく上記のように様々な加工食品が機能性成分を配合して表示を行うようになりました。

チョコレートや飴などのお菓子やドリンク飲料だけでなく、うどんやそばなどもありますので、ライフスタイルに合わせて選んで下さい。

※GABAで快眠を得るために、就寝前に摂取するイメージがあるかもしれませんが、その場合、摂り方によっては余分なカロリーを摂取することになってしまうので注意しましょう。

日中に摂ってもリラックス作用は働きますので、自分に無理のない時間で、継続して摂取するようにしてみてはいかがでしょうか。

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