サプリメント(タブレット、粉末)、ドリンク、ゼリーなど様々な形状で人気のコラーゲンは、エラスチン・ヒアルロン酸とともに肌の重要な構成成分ですが、実は関節・骨においても重要で様々な効果・効能に期待されています。
コラーゲンの美肌への効能
一時期は、テレビやインターネット上では”摂取しても意味がない”や”プラシーボ効果によるるもの”などという意見もありましたが、その噂を飛び越えて、コラーゲンを摂取することによる恩恵が認められるようになっています。
また、もともとコラーゲンを経口摂取することは、コラーゲン合成に働く細胞を活性化する効果があるとされていました。
コラーゲンは肌だけでなく、体を構成する大切なタンパク質として働きますので、1日5g以上が必要と言われていますが、継続的に食品から摂るには難しい量です。
また、コラーゲンを多く含む食品は、同時に脂質を多く含んでいることが多いので、食事バランスを考えても、毎日というのは栄養が偏ってしまいますので、サプリメントなどの利用が効率的だと言われています。
コラーゲンと肌の関係
肌は外側から表皮、真皮、皮下組織に分かれていて、この中で肌の本体としての役割をなしているのが『真皮』です。
コラーゲンは真皮の約70%を占めており、肌のハリ・弾力を支えている重要な構成成分ですが、古いコラーゲンが分解され、新しいコラーゲンを合成するというサイクルが常に繰り返されますので、肌の状態はコラーゲンに大きく左右されると言えます。
しかし、加齢などの影響によって、コラーゲン合成力が低下してしまうと、古いコラーゲンが体内に長く留まり、弾力性や柔軟性を失って硬くなり、シワやたるみの原因となります。
また、紫外線も大きな要因となっており、真皮の中に多量の活性酸素を生み出されてしまうと、コラーゲンがどんどん酸化されて、肌を支える力が弱ってしまいます。
そのため、サプリメントなどを上手に利用して、不足しないようにすることが大切です。
コラーゲンとは?
コラーゲンの効果をしっかり活かすためにも、そもそも「コラーゲンとは?」という事について知っておいて下さい。
そもそも、コラーゲンとはタンパク質の1種で、私たちの体を構成する全タンパク質の約30%をも占めてほど重要な成分で、細胞同士を結び付ける重役を担っています。
そのうち、約40%は皮膚に存在し、約20%は骨や軟骨に、残りは血管や内臓や血管など、実は全身に広く存在しているタンパク質で、骨が単に硬いだけでなく、弾力性を合わせ持つのも、コラーゲンが豊富に含まれているためです。
このように体内での用途が非常に多いコラーゲンですので、体内で再合成されたとしても、特定の部位にピンポイントで働くがどうかが難しいところですので、目的を達成するためにも、継続しての摂取が大切になります。