納豆に含まれるナットウキナーゼの効果や効能!

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ナットウキナーゼとは?

納豆のネバネバ成分である納豆菌が作り出すプロテアーゼ(タンパク質分解酵素)で、他の大豆食品などには含まれない納豆特有のものです。

1980年代に、納豆菌が作り出す酵素に、血栓の原因となるタンパク質(フィブリン蛋白質)を分解(溶解)する酵素を発見されて「ナットウキナーゼ」と名付けられました。

納豆は古くから親しまれている日本の伝統食品で、原材料となる大豆には元々バランスの良いアミノ酸、ビタミン、ミネラルなどが含まれていますが、納豆菌での発酵過程でビタミンB群やナットウキナーゼなどがプラスされ「納豆」という素晴らしい食品が作られますが、納豆の健康効果が注目されはじめた切っ掛けはナットウキナーゼの発見だと言えるでしょう。

ナットウキナーゼの効果効能

ナットウキナーゼは最も有名な効果としては直接血栓を分解させる働きでしょう。
また、血栓分解酵素を活性化させたり、血栓を溶けにくくしてしまう物質を抑制したりする間接的な働きもあり、様々な角度から血栓の予防や改善にアプローチできます。

さらに血流改善や血小板凝集抑制作用なども確認されており、これらの働きによって脳梗塞や心筋梗塞などの生活習慣病の予防に期待されています。

血栓は私たちの体内で破損した血管や組織を止血するために欠かせない成分です。止血の役割が終わった血栓は体内酵素よって分解されますが、このサイクルがうまく機能せず血栓の分解が滞ってしまうと、血栓が血管内に残ってしまい血管を詰まらす原因になってしまいます。

ナットウキナーゼを効果的に摂るには?

ナットウキナーゼは納豆のネバネバ成分に含まれていますので、納豆を好きな方は納豆1パック程度を継続的に摂取すると良いでしょう。

納豆の独特な風味が苦手な方はサプリメントを利用すると良いでしょう。
ナットウキナーゼは納豆の発酵過程で生まれる独特の成分ですので、食品では納豆以外から摂取することはできません。

納豆の摂り過ぎには要注意!

いかに優れた大豆由来の納豆といえど過剰に食べ過ぎると問題が生じます。

大豆にはイソフラボンと呼ばれるポリフェノールが豊富に含まれており、女性ホルモン様作用によってホルモンバランスを調整する働きが知られていますが、過剰摂取は、逆にホルモンバランスを崩してしまう原因になってしまいます。

また、必須ミネラルの1種のセレンは、体内で抗酸化酵素の合成のために必要な成分で、身体を酸化させる活性酸素を抑制するために大切な栄養素ですが、慢性的な過剰摂取は、腹痛や下痢、吐き気などの症状を引き起こしてしまう場合があります。

そして納豆には相当のカロリーが含まれていますので太る原因にもなっていしまいます。

ほかの栄養素と同様に、1度に多量を摂取するよりも、継続的に摂取することが大切ですので、食品から摂取する場合もサプリメントから摂取する場合も意識しましょう。

ナットウキナーゼの摂取量や副作用は?

現時点でナットウキナーゼの1日の摂取量や上限量は明確にはなっていません。
また、ナットウキナーゼ単体では副作用の報告もないようです。

日本ナットウキナーゼ協会での推奨量は1日2000FUとされていますので、こちらの推奨量を目安に摂取量を調整するとよいでしょう。
(納豆1パック50g=平均1500FUのナットウキナーゼ)

納豆として摂取する場合、ワーファリンなどの抗血液凝固薬との併用は、ビタミンK2の作用によってワーファリンなどの効果を減弱する可能性がありますので注意しましょう。

サプリメントではビタミンK2を除去したものや、納豆の有効成分であるビタミンK2あえて残しているサプリもありますので、購入前にしっかりと含有成分をチェッして選びましょう。

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