昆布フコイダンとは?優れた効果と豊富な栄養素!

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昆布フコイダンの凄さ!

フコイダンの効果や効能については以前紹介しましたが、今回は昆布由来という点に着目して改めて、その効果の凄さを紹介したいと思います。

これは、他のサプリメントで使用されている成分でも同じなのですが、臨床試験や研究の際には「〇〇成分」ではなく「△△由来の〇〇成分」という形式で行われています。

例えば、抗疲労プロジェクトで発見されたイミダゾールジペプチドは鶏胸肉由来です。

成分は同じでも原料が違えば、まったく同じ作用が起こるとが限らないということですね。

ですので、今回より3回にわたり「昆布由来」「モズク由来」「メカブ由来」のフコイダンを個々に紹介していくことにしました。

記事内で似たような表現や内容が紹介されているかもしれませんがご了承下さい。

以前の全体的な作用についてはこちら→フコイダンに期待される効果・効能とは? 

コンブの驚くべき力とは?

昆布などの褐藻類には2種類のフコイダンが含まれており、1つは主に週酸化フコース(糖の硫酸化物)からなる「F-フコイダン」、もう1つはグルクロン酸を約20%含む「U-フコイダン」で、後者の「U-フコイダン」に驚くべきチカラが秘められています。

U-フコイダンはグルクロン酸、マンノース、フコースが並んでいるものですが、これを人間のガン細胞に添加すると”アポトーシス作用”によってガン細胞の生存数が減少し、やがてはゼロに近くなったという報告があり、ガン学会や糖に関する研究会でも発表されています。

近年では、ガンや様々な病気に対するフコイダンの代替医療が注目されています。

フコイダンはガン細胞だけを攻撃する

細胞は新陳代謝によって生まれ変わりますが、ガン細胞は自然になくなることが無く、それどころか細胞から栄養を取り上げて異常に増殖していきます。

フコイダンのアポトーシスは正常な細胞には影響がなく、「ガン細胞にのみ作用する」ことが既に多くの研究で報告されていますので、ガンを患って体力が弱っている方にも、優しい効果を上げると期待されているのです。

生活習慣病の予防や改善効果

フコイダンには血中コレステロール低下作用、血圧低下作用、抗アレルギー作用もありますので、高齢化社会の中で増加傾向にある高血圧症や脂質異常症などの生活習慣病に役立ちます。

また、年々増加している花粉症やアレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患に対しても効果が期待されています。

さらにフコイダンの分子内には多くの硫酸基があり、それぞれの硫酸基には対になるカルシウムが着いていますので、カルシウムの補給にも役立ちます。

ミネラルたっぷり、縁起物としても人気の昆布

これほど日常的に海藻を食べる民族は日本人以外はあまり例がないことをご存じでしょうか?
この理由としては、四方を海に囲まれているがゆえに、生きる知恵として古来より豊富な栄養源を海に求めてきたという説が有力です。

日本人に馴染み深い海藻の中でも、とりわけ一番親しまれているのが昆布でしょう。

ミネラルを豊富に含む食物繊維で低カロリーの上に、さらに旨味成分「グルタミン酸」を含んでいますので、食材としてだけでなくダシ成分としても人気です。

また、海藻の中で昆布は『食』だけではなく、『縁起物』としても親しまれており、お正月のおせち料理にはほぼコブ巻が入っています。

食料が豊かな現代において、私たちはもう1度カラダに大切な食材を見つめ直す必要があるのではないでしょうか?

コンブは、体に必要な栄養素が豊富(ミネラルなど)で、味や香りも楽しめ(グルタミン酸)、さらに体の健康維持をサポート(食物繊維)してくれる素晴らしいものです。

膨大な医療費を抑えるために、予防医学という言葉が広まりつつある現代において、「医食同源」を意識することが大事であり、このような時代の変化の中で、また昆布など古くから愛されている食材たちが大きく脚光を集める時が来るでしょう。

コンブを摂る時の注意点

非常に有益なコンブですが、他の食品と同様に1種だけを多量に摂ることはよくありません。

特にコンブに過剰に食べると、ヨード(ヨウ素)の過剰摂取に繋がります。
ヨードは甲状腺から分泌されるホルモンの主な原料となる重要なミネラルですのが、長期にわたる過剰摂取によって「甲状腺機能低下症」や「甲状腺中毒症」を起こす可能性があります。

1度に多量を摂取するのではなく、適量を継続して摂取することが大切です。

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