非常に高い人気のDHA&EPAですが、サプリメントの原料名を見ると「精製魚油」や「DHA/EPA含有精製魚油」という表記があると思います。
メーカーによっては後に”(〇〇由来)”という記載がある場合がありますが、その殆どはマグロやイワシなどの魚だと思います。
DHA・EPAサプリメントの人気が高いのは、食生活から魚が減っている背景もありますが、摂りたくても摂れない体質の方も居ました。
特に”青魚によって「アレルギー」を引き起こしてしまう”といった方に対しては正直お手上げでした。青魚のアレルギー症状とは、青魚に含まれるタンパク質の一種がアレルゲンとなって、アレルギー症状が現れるとされていますが、魚油だから大丈夫という保証はありません。
また、魚(青魚)アレルギー体質の場合、1種類の魚だけでなく、他の魚でもアレルギー症状を起こす場合がありますので、精製魚油のサプリを摂ることはオススメ出来ませんでした。
精製魚油とは「精製された魚油」が入っているということです。
由来が記載されていれば、その魚を使用しているという事ですが、記載がなければ何の魚が使用されているのかされ分かりません。
ですが、最近では、魚由来ではないDHA・EPAのサプリメントを見かけるようになりました!
DHA・EPAは摂りたい!だけど魚はちょっと…という方は一度ご覧になって下さい。
ハープシールオイル
ハープシールオイルとは、アザラシ(英名:シール)からとれる油脂のことで、オメガ3系脂肪酸のDHA・EPA、さらには魚には微量にしか含まれない「DPA」が多く含まれていることで、最近注目を集めています。
※ハープは背中に楽器の「竪琴」のような模様があることからこの名が付けられました。
「えっ!アザラシなの?」
とちょっと抵抗がある方もいますよね?私も最初は「えっ?」となりました。
ですが、それは食文化の違いで、カナダでは、古くから肉は食肉として利用され、現地では缶詰にもなっているほか、油は健康食品や生活油として利用されているのです。
(日本に観光に来た外国人が、納豆に驚くことに似ているのかもしてません。)
もともとDHA・EPAの発見を見直しても、実はアザラシを常食する北極圏の先住民(イヌイット)に、血栓症や心疾患が非常に少ないことが注目されことが切っ掛けで、その事実が瞬く間に広がり世界中での研究が始まったのです。
つまり、アザラシの存在はDHA・EPAブームの背景とも考えられます。
【ハープシールオイル】オメガ3系必須脂肪酸DPA・EPA・DHA
クリルオイル
クリルオイルとは、海中に生息する甲殻類の一種である南極オキアミから得られるオイル成分で、DHAやEPAのほかに、強力な抗酸化物質であるアスタキサンチンを豊富に含んでいることがしられています。
釣りをされる方は、よくご存じですよね?
「海の万能エサ」とも称されているオキアミは、英語で”クリル”と言います。
私の知り合いに「オキアミを食べたことがある」という方も居ますが、エサとしてのオキアミは防腐剤などの添加剤が使われていると思われますので注意して下さい。
クリルオイルが注目されているポイントとして、含まれるDHA・EPAはレシチン(リン脂質)と結びついた構造をしており、一般的な魚油に比べて吸収率が高いと考えられいます。
さらに、世界で最もキレイな海といわれる南極海で育ったオキアミが持つ、ピュアでクリーンというイメージも高い評価を得ているようです。
モンドセレクション金賞受賞!米国で600億円市場の進化型EPA&DHAで血液サラサラ&コレステロール撃退!【極上クリル】
いかかでしょうか?DHA/EPA市場の中で、上記のような、ハープシールオイルやクリルオイルを由来としているサプリメントは少ないですが、このように魚由来以外のサプリが増えてきていることも事実です。
魚油が苦手な方もDHA&EPAサプリメントの摂取を諦めないで下さい。
※オキアミは甲殻類ですので、甲殻類アレルギーをお持ちの方はご注意下さい。