マルチビタミンの効能や選び方とは?

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マルチビタミンとは?

マルチはとは「複数の」を表す言葉ですので、これとビタミンを合わせると『複数のビタミン』ということになります。

マルチビタミン&ミネラルであれば複数のビタミン+ミネラルということです。

一度に複数の栄養素を補給でき、かつ手軽に毎日摂取することができる為、非常に数多くのサプリメントメーカーから販売されている人気のサプリメントですが、購入時には注意するポイントがあります。

ポイント①
数種類入っていればマルチという表記が使用され、メーカーごとで配合成分が異なりますので、必ずしも全てのビタミン&ミネラルが含まれている訳ではありません。
ポイント②
同名の成分が配合されていても、メーカーごとに含有量が異なります。

配合されている成分は栄養機能表示できる栄養素が主体となっています。
また、ビタミンAは過剰症のリスクがある為に、殆どのメーカーでは過剰症の心配のないβ-カロチンの形で配合されています。

 ビタミン 栄養機能表示
 ビタミンC 皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です。
 ビタミンB1 炭水化物からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
 ビタミンB2 皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
 ビタミンB6 たんぱく質からのエネルギーの産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
 ビタミンB12 赤血球の形成を助ける栄養素です。
 ナイアシン 皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
 パントテン酸 皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
 ビオチン 皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
 葉酸 赤血球の形成を助ける栄養素です。胎児の正常な発育に寄与する栄養素です。
 ビタミンE 抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける栄養素です。
 ビタミンD 腸管でのカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける栄養素です。
 ビタミンA 夜間の視力の維持を助ける栄養素です。皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
 ミネラル 栄養機能表示
 亜鉛 味覚を正常に保つのに必要な栄養素です。皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
たんぱく質・核酸の代謝に関与して、健康の維持に役立つ栄養素です。
 カルシウム 骨や歯の形成に必要な栄養素です。
 鉄 赤血球を作るのに必要な栄養素です。
 銅 赤血球の形成を助ける栄養素です。多くの体内酵素の正常な働きと骨の形成を助ける栄養素です。
 マグネシウム 骨や歯の形成に必要な栄養素です。多くの体内酵素の正常な働きとエネルギー産生を助け るとともに、血液循環を正常に保つのに必要な栄養素です。

これらを基本に、他の必須ミネラルやコエンザイムQ10などが含有されていたりします。

マルチビタミン&ミネラルの相乗効果が人気の秘密!

上記の栄養機能表示を見てもらえば、気になる点があると思います。

例えば『骨の形成』という点にフォーカスしても「カルシウム」「マグネシウム」「ビタミンD」とありますし、表示対象にはなっていないものの「銅」「リン」も関与しています。

『皮膚や粘膜の健康維持』ではもっと多くの成分が栄養機能表示対象となっていますね。

1つの成分を摂取するよりも、相互的に働くビタミン・ミネラルを同時に摂取することで、より効果を実感できるとされ、マルチビタミン+マルチミネラルなどはサプリメントの中で中心的な存在となっているのです。

私も相談の内容で、食生活のバランスを整える事が難しい方には、まずマルチビタミン&ミネラルで基礎を整えてもらい、目的に応じて+アルファで他の成分をお勧めします。

複合サプリメントはここが難しい!

マルチビタミン&ミネラルをはじめ、現在では多種多様なサプリメントが販売されており、『1度で●●と▲▲が摂れる!』といった複合サプリメントが多く登場しています。

1度で複数の栄養素が摂れれば、手軽で効率的だと思われますが、一方で多くの添加物が使用されている可能性もあります。

複数の栄養素をバランスよく均等に配合しようとすると、私の知識では現在のところ添加物が必要になってきます。これを無添加で作ることは非常に難しい関門であり、例えばもし仮に無添加でできたとしても、その分のコストが商品価格として上乗せされ、高値になってしまうと思います。

メリットの影にはデメリットが隠れていることを踏まえて、自身に合ったサプリメントを上手に選んで下さい。

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