「境界線上のホライゾン」繰り返して見る面白さ!

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最近のアニメは疲れるの?

「最近のアニメって描写が緻密すぎて脳が疲れるんです。長時間は見られない。」なんて声が上がるほど、最近のアニメはクオリティが高くなっています。

緻密ということは、視覚的な情報量が多い訳ですので、脳が処理する情報量が増えれ負荷が向上し、脳疲労を招いてしまうのでしょうね。

ですが、それを求められるアニメーターはさらに疲弊するでしょう。

2017年10月に放送予定だったアニメ「されど罪人は竜と踊る」の放送が、2018年4月に延期になったのも、理由は「制作の都合上」と発表されていますが、もしかすると疲弊が関係しているのかもしれません。

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンにおいてこんな名言があります。

全ての英雄は過労で死ぬ(by イクタ・ソローク)

そして、英雄とは必ずといって言いほど王や貴族ではなく、現代では社長や役員では無い他の誰かなのではないでしょうか。

例えば、とある会社の部署で多大な負荷の仕事をこなしているAさんがいるとしましょう。
では、このAが異動や転職でいなくなったらこの部署は崩壊するでしょうか?

私の経験上では、答えはNOです。
その人が居なくなったら、変わりのBさんが英雄に祭り上げられます。

この場合はAさんが英雄の資質を持っていたというより、英雄を作り出す環境・状況であるという残念なことになります。

この辺の話は「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン」として改めて紹介したいと思います。

アニメ100周年記念アニバーサリーソング

一方でテンションの上がる話題もあります。

「翼を持つ者 〜Not an angel Just a dreamer〜」(10月25日発売予定)

アニソン・声優アーティスト23組は、ささきいさお・水木一郎ら古参メンバーから、鈴木このみ・May’nなど豪華なメンバーとなっています。

境界線上のホライゾン

2011年秋(2011年10月~2012年12月)に放送されたラノベ原作のアニメです。

アニメ背景はまぁ置いておいて、タイトルの境界線とは「物事の境目」として用いられる言葉ですが、このアニメにおいて境界線がとても重要なキーワードになります。

最近の主人公最強系アニメと違い、この主人公は何もできない無能な男で普段はだらしのないのですが、とても情に厚く、絶対に仲間を見捨てません。

アニメ見出し数話は”何のことやら”と思う方も多いかもしれませんが、8話終盤(実質9話から)にようやく本編がスタートします。

つまり8話までは長いプロローグなんですwww

ですが8話の終わり間際で、過去のトーリが語る大好きな名場面があります。

俺は、王様になる!みんなの夢が叶う国を作る王様になる!
ホライゾンが自分の夢を持つことのできる国を作れる王様になる。

なんだかんだ言われていても、昔から皆に愛されている馬鹿な主人公です。

「じゃ、行こうか皆、頼りにしてるぜ!」

自分の夢に対して、1人ではチカラ不足ということを把握しているのでしょうね。
だから、素直に仲間に頼ることが出来る。そして、馬鹿だけど馬鹿を貫きとうそうとする王だから自然と仲間たちはチカラを貸してしまう。

領民を守るための君主だろ?
→そう思ってくれる君主だから、領民も守りたいと思うのです。

上記は別の漫画のシーンですが、つまりはこういうことなのですよね。

もし現世にそういう人がいるなら、ぜひ逢ってみたいし、できればその人に仕えてみたいと思うのはアニヲタの性なんですかね?

個性豊かなキャラたち

それにしても、下記のキャラを見てもらって分かるように、すっごく複雑な設定の中で、面白おかしくストーリーが進んでいきます。

ですので、一度では内容が把握しきれない方も多いと思いますが、それだけに見返す面白さがあるアニメです。

境界線上のホライゾンⅡ


<3年梅組(主要キャラ)>
●葵・トーリ(主人公、総長兼生徒会長、武蔵副王)
●ホライゾン・アリアダスト(ヒロイン、極東当主、武蔵副王、自動人形
●本多・正純(副会長、政治家)
●トゥーサン・ネシンバラ(書記、軍師、作家)
●シロジロ・ベルトーニ(会計)
●本多・二代(副長、東国無双)
●点蔵・クロスユナイト(忍者)
●マルゴット・ナイト(堕天使
●マルガ・ナルゼ(堕天使
●ネイト・ミトツダイラ(騎士)
●直政(地摺朱雀を武神戦力(まぁロボですね))
●葵・喜美(トーリの姉「賢姉」、芸能)
●浅間・智(風紀委員、巫女)
●向井・鈴(武蔵艦長代理、生活委員、外交官)
●アデーレ・バルフェット(従士)
●東(元皇族)
●伊藤・健児(インキュバス
●ネンジ(スライム
●ノリキ(労働者、近接格闘師)


上記の中で、個人的に最強と思われるキャラは”東国無双”ではなく、”騎士”でも”堕天使”でもなく、葵・トーリの姉『葵・喜美』だと思います。笑

境界線上のホライゾンⅡ

主人公:葵・トーリはほぼサブキャラほどの出番になってしまいます。

2期は『点蔵・クロスユナイト』を軸に、「シロジロ・ベルトーニ」、「トゥーサン・ネシンバラ」、「マルガ・ナルゼ」、「アデーレ・バルフェット」が活躍します。

そして、葵・喜美やっぱり強すぎるwww

1期よりもそれぞれのキャラがたっているので、混沌とした感じがするかもしれませんが、これも見返すほどに面白見が増す要因だと思います。

実は私が「境界線上のホライゾン」を見た際には3期の制作の決まっていたみたいで、youtubeで3期PVを見つけました。

1期と比べると判りづらいかも知れませんが、『3期を見据えた伏線だったのかも?』と、いまとなっては思うばかりです。

2期は2012年夏(2012年7月~2012年9月)は放送されていたので、もう3期は無いのでしょうね…すごく残念です。

ですが、捨てキャラがいない珍しい良作品で、最近のアニメと違い”先の展開がわからない”のも大きなポイントです。

新しいものに疲れてしまったら、ちょっと立ち止まって後ろを振り返り、これまでのアニメを見返す機会も大事だと思いますよ。

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