アスタキサンチンの優れた抗酸化効果とは?

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アスタキサンチンの効果は、コスメや美容だけでなく、老眼や不妊にも期待されています。

アスタキサンチンの優れた点とは?

ビタミンE・β-カロチン・コエンザイムQ10など名の知れた強力な抗酸化物質が存在する中で、アスタキサンチンは飛び抜けた存在となっています。

1つ目は他の抗酸化物質が通過できない「脳関門」や「網膜関門」を通り抜け、脳や目の内側で抗酸化作用を発揮し、重要な器官を酸化から守ることができます。
そのため近年注目の”ブレインブード”としても期待されている成分です。

2つ目はアスタキサンチが持つ構造が関係しています。
水溶性の抗酸化物質は細胞の水の部分に溶け込み外側から酸化を防ぎ、脂溶性の抗酸化物質は細胞膜に溶け込み内側から酸化を防ぎます。
アスタキサンチは脂溶性ながら細胞膜に取り込まれた後、膜の層に沿って縦に構えますので、細胞膜を縦貫することで細胞の内側と外側の両方でその効果を発揮することができます。

3つ目はアスタキサンチンが持つ抗酸化力の高さです。
β-カロチンの40倍、ビタミンEの100~1000倍にもなると言われているアスタキサンチの抗酸化効果は、食品由来の抗酸化物質として最高レベルとされています。
また、紫外線によって生ずる毒性の高い一重項酵素に対して非常に有効だと言われています。

そして最近注目されている優しい抗酸化作用です。
アスタキサンチンはむやみに活性酸素を抑制するのではなく、悪さをするエネルギーのみを奪い取って活性酸素を”善玉”に変えて再び組織や血中に戻しますので、体に優しい点でも注目を集めています。

参照:【アスタキサンチンの効果】やサプリメントの選び方。

アスタキサンチンの多くの効果は抗酸化によるものです!

「美白・美肌作用」「脳機能の低下を防止」「目の健康サポート」「動脈硬化の予防」などはアスタキサンチンの良く知られている働きです。

これらの他に「運動能力の低下を防止」「ストレスへの抵抗力を向上」「ガン予防」などにも効果が期待されています。

アスタキサンチンの作用としては最近注目されているものに「老眼」「不妊」があります。

アスタキサンチンは、老眼を自覚する健常男性が摂取したところ、「ピント調節力が高まる」ことや、「疲れ目の自覚症状にも改善」が見られたとのことです。
また、「加齢に伴う白内障」や「加齢黄斑変性症」に対しても有効だとされています。

また、不妊症の対策においては男女ともに効果が期待されています。
女性側では活性酸素によるDNAの損傷を抑制することで、卵子や受精卵の質を改善し妊娠率の向上に期待されており、男性側では精子の細胞膜の酸化を抑制し、精子の機能改善や減少抑制に働きが期待されています。

活性酸素をよく知ろう!

さまざまな病の元凶とも考えられている活性酸素ですが、普通の生活を送るだけでも、呼吸で取り込んだ酸素の2%前後は体内で活性酸素に変わると言われています。

これにプラスして現代社会は紫外線、ブルーライト、ストレス、喫煙・飲酒など、活性酸素を増加させる様々な要因がありますので、「過剰な活性酸素」という言葉をよく耳にします。

では体内の活性酸素がゼロになればいいのか?というと答えはノーです。

実は活性酸素は、体内に入り込んだ細菌やウイルスなどを駆除する役割を持っていて、活性酸素があるからこそ、細胞は健康を維持することが可能なのです。

ですが、一定量を越えて発生してしまうと、今度はその矛先が細胞に向けられてしまいます。
↑ ここが重要なポイントなのです。

つまり、体内で増えすぎた活性酸素の除去に、アスタキサンチなどの抗酸化物質を利用することはもちろんお勧めですが、同時に日常生活の中で過剰に活性酸素を増やさない工夫も考えていかなければならないのでしょう。

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