ミドリムシ独自の成分「パラミロン」とは?

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美容や健康分野で注目されているミドリムシ(ユーグレナ)は60種類近い栄養素を含んでいる『藻』の1種であり、体の大きさが0.05mmほどの微生物です。
体に不足している栄養素を補給できるうえ、体に不要なものを排出できるという両方の機能を兼ね備えている特徴を持っています。

ミドリムシに含まれる「パラミロン」とは?

パラミロンとは、主にキノコ類・酵母類に含まれているβ-グルカンの1種です。

β-グルカンは、高級キノコであるアガリクスや霊芝に多く含まれているので、その名称を聞いたことがある方もいると思いますが、パラミロンは自然界においてミドリムシにしか存在しない独自の成分で、ミドリムシ全体の重量の約10%を占めています。

螺旋が絡まったような複雑な構造を持つパラミロンの表面は無数の小さな穴(ミクロホール)が開いており、中性脂肪やコレステロールなどを取り込むことが可能と言われています。

また、食物繊維のように消化されにくい性質を持っており、腸で吸収されずに体外へ排出されますので、メタボリックシンドロームをはじめとした生活習慣病の予防に期待されています。

パラミロンに期待される効果とは?

●免疫機能の向上
●腸機能を整え便通改善
●中性脂肪・コレステロールの排出
●デトックス作用(重金属の排出)
●アレルギー症状の緩和
●抗腫瘍作用
●抗がん剤併用による相乗作用、抗がん剤副作用低減

ダイエット効果という言葉をよく聞きますが、直接的な作用は確認されていないようです。
ですが、上記の働きからダイエットのサポートには役立つと考えられます。

ミドリムシが乳酸菌を活性化

ミドリムシには、乳酸菌の働きを活性化させる効果を持っていることが判っています。
乳酸菌を活性化させることで有名なオリゴ糖よりも、乳酸菌の活性化を促す力があるとの研究結果があります。

ミドリムシの持つ高い吸収率

ミドリムシは植物性・動物性の両方の性質を持つことから植物に含まれる栄養素、動物に含まれる栄養素の両方の成分を備えています。

通常、植物には細胞壁があり栄養消化率は約40%だと言われていますが、ミドリムシには細胞壁がなく細胞膜で構成されているため、効率的な栄養吸収が可能とされています。

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