実はすごい!L-カルニチンの効果とは?

シェアする

すでに皆さんもよくご存じだと思いますが、L-カルニチンはダイエットに役立つ働きを持っていますので、ダイエットをサポートするサプリメントなどによく含まれています。

ダイエットをサポートするL-カルニチンの効果!

ダイエットに興味がある方には「L-カルニチン」という言葉は身近かもしれませんね。

L-カルニチンの人気の秘密は、ダイエットの対敵である体の余分な脂肪を、生命活動に欠かせないエネルギーに変換する働きを持っていることです。

カロリー制限をしても、運動を頑張っても体重が減りにくい人は、L-カルニチンが不足しているのかもしれません。

「ビタミンBT」とも呼ばれるL-カルニチンは、コエンザイムQ10やα-リポ酸と同じビタミン様物質の1つであり、もともと体内で合成できる成分のですが、加齢とともに減少することが確認されています。

L-カルニチンが脂肪燃焼にどのように働くの?

まず、体内の脂肪が燃焼するときは、最初に中性脂肪が分解されて遊離脂肪酸になります。

遊離脂肪酸は血液の流れに乗って体内のさまざまな細胞まで流れていき、細胞内のミトコンドリアという器官組織に取りこまれてエネルギーに変化し、脂肪が燃焼されます。

ですが、このミトコンドリアは、二重の膜で覆われた構造をしており、遊離脂肪酸がその中に届くまでにはL-カルニチンの助けが不可欠なのです。

つまり、L-カルニチンが不足してしまうと、脂肪酸を効率良くエネルギーとして利用できなくなるだけでなく、燃焼されずに残った脂肪酸が、内臓や皮下の脂肪組織に蓄積されてしまって、肥満の原因になってしまうと考えられています。

enlgy
上のイメージを見て頂ければわかると思いますが、L-カルニチンが効果を発揮するためには、中性脂肪が遊離脂肪酸に分解されるプロセスが欠かせません。

ここがダイエットに重要なポイントなのです。

このプロセスは、「摂取カロリー< 消費カロリー」という状態が引き起こすものであり、つまり、カロリー制限や運動が必要ということになりますので、効率よくダイエットするためにも、やはり基本が重要ということになります。

脳の健康に役立つL-カルニチン

こちらが、最近私が注目しているL-カルニチンの働きです。

L-カルニチンの一部は体内でアセチル基がついたアセチル-L-カルニチンに変換されます。
このアセチル-L-カルニチンは特定の成分しか通過できない血液脳関門を通ることができ、脳に重要なアセチルコリンの生成に重要な成分として働きます。

アセチルコリンは代表的な「情報伝達物質」であり、記憶力や学習能力などに深く関係してますので、アセチルコリンを増やすことが脳の活性化に効果があるとされています。

参照:【L-カルニチンの効果や副作用】

ミトコンドリアの働きが高まると?

L-カルニチンには、他にも効能が期待されていますが、その元になるのがミトコンドリアによる効率的なエネルギー産生と考えられています。

運動能力の向上

L-カルニチンを摂取することで、体内の最大酸素摂取量が増して、持久力を向上させる働きがあることが、いくつもの研究で明らかにされています。
また、L-カルニチンは筋肉疲労を防いで、その回復を早める効果にも期待されています。

不妊の改善

体のエネルギー産生が高まれば、受精卵の細胞分裂をサポートすることにも繋がります。
また、L-カルニチンと代謝物であるアセチル-L-カルニチンは、精子の中にも多く含まれていて、精子のエネルギー代謝に大きく関係していますので、男性の不妊症に対して有効性が示唆されています。

食品から摂取するには?

L-カルニチンは、牛肉や豚肉など動物性食品に多く含まれており、特に羊肉に豊富に含まれていますので、食事から積極的に摂取ろうとすると肉中心の食生活になってしまいます。

日常の運動量の少ない方がそのような食生活を続ければ、逆にカロリーオーバーとなって逆に肥満を増長してしまいますので注意が必要です。

L-カルニチンだけをしっかりと摂取したい場合には、サプリメントの利用が良いでしょう。

スポンサーリンク
スポンサードリンク
スポンサードリンク

フォローする

スポンサーリンク
スポンサードリンク