加速する?アイケアサプリメント市場
現代社会において、仕事的にも日常生活的にもパソコンやスマホが切っても切れない存在となっていますので、私自身もそうですが、目の疲れに悩んでいる方が急激に増大しているように思われます。
そうした中、機能性表示食品制度が少し馴染みだし、多くの食品がこの制度を利用しはじめていますが、実態は別として、個人的にすごく多くなったと感じるのがルテイン・アントシアニンを中心としたアイケアサプリメントです。
ですが、機能性表示食品だからといって安心していいものでもありません。
今回は、アイケアの中でも注目されているルテイン・アントシアニンサプリメントのチョットした見方のポイントを紹介したいと思います。
良い悪いという訳ではないのですが、購入する方はぜひ参考にしてみて下さい。
ルテインが主体のサプリメント
下記は機能性表示食品ではなく、ルテイン主体のサプリメントとして抽出しました。
また、商品名が「ルテイン」だけのものは違いが判り難いことから対象外にしています。
商品名 | 1粒重量 | 1粒内容量 | 1粒ルテイン量 |
えんきん | 387mg | 240mg | 5mg |
ルテイン光対策 | 320mg | 200mg | 16mg |
めばえ | 330mg | 200mg | 20mg |
ルテインα | 280mg | 150mg | 10mg |
クリアルテイン | 431mg | 276mg | 20mg |
濃いルテイン | 255mg | 150mg | 30mg |
ひとみの恵 | ? | 450mg | 20mg |
上記の中で、重量と内容量の違いは被包材(カプセルの材料)が殆どだと思われます。
注目して頂きたいのは内容量とルテイン含有量の差で、ではその差分には何が含まれているのかというのがサプリメントを選ぶ際のポイントとなります。
メーカーによっては目の機能をサポートする他の栄養素を配合しているものもありますが、殆どの商品:原材料の1番目の記載(最も含有量の多いもの)には、食用油脂・オリーブ油・紅花油(サフラワー油)などになっていると思われます。
また、商品によっては”どのような目的でこの成分を配合しているのだろう???”と思ってしまったものもあります。
このような目線で必要なサプリメントを見極めることも、今後大切になってきます。
サプリメントに関するなぜ?なに?
いまだに様々なトラブルが起こっている健康食品・サプリメント分野ですが、その多くが消費者に『誤認・誤解』を与えないようにとのポイントで起こっていると思われます。
世間ではサプリメントの在り方について様々な立場の方が色々なことをいっており、私自身はサプリメント推進派ですので、そういったこともあるのか?と良くも悪くも情報を収集していますが、そんな私にも疑問に思うことがあります。
それが「医師開発」「医師監修」「薬剤師監修」などの肩書のサプリメント、またはクリニックなどが勧めるサプリメントについてです。
これって文言的には問題なくてに消費者に誤解を与えませんか?という点です。
医療行為を許すための医師免許、薬の責任を負っている薬剤師という肩書を別の事業に用いること自体は悪いことではないと思うのですが、私がお話した一部の消費者には「・・・だから摂っている」という方が多くいましたし、「先生に勧められたから摂っている」というパターンもよくありました。
実際、私の親が「先生に勧められてつい、、、」と関節系サプリメントを購入し、私に相談してきたのですが、『まぁお世話になっているし、1ヵ月ぐらい試してみたら』と言うと、驚くことに『6カ月分勧められて買ってしまった』と聞き唖然としました。
私がこのような立場にあり、サプリメントは身体に合わないこともあると知っている親でさえ、このようになってしまうのかとなんともな気持ちになってしまいました。
一方ではサプリメントの在り方などについて注意を促していながら、一方ではサプリメントを進めている・・・もちろん同じ方がそれを行っている訳ではないですが、なんだか矛盾を感じてしまいます。