見た目は子供、頭脳は大人『名探偵コナン』

トリプルフェイスを持ち話題沸騰中の「安室透」がメインとなる劇場版『名探偵コナンゼロの執行人』が4月13日からの公開38日間で興行収入72億円を突破し、6年連続最高記録更新という素晴らしいことになっています。

普段は喫茶店で働きながら私立探偵：毛利小五郎に弟子入りしている安室透（あむろとおる）ですが、この他に「黒の組織」のバーボン、「公安警察」の降谷零（ふるやれい）という顔を持っており、CV古谷徹さんが見事にそれぞれに個性を持たせてくれています。

安室人気を後押ししている背景には、間違いなく安室透と肩を並べる人気を誇る「赤井秀一（あかいしゅういち）」との絡みがあり、FBI特別捜査官である赤井は、黒の組織のマーク逃れるために自らの死を偽装して「沖矢昴」として過ごしています。

安室透と赤井秀一の間にある因縁は、コミックやアニメでよく知ってほしいのですが、これらの演出に拍車をかけているのが声優のキャスティングです。

安室透の声優は古谷徹さん－赤井秀一の声優は池田秀一さん

これだけでは判りにくい？ではお二人の代表作で紹介してみましょう。

アムロ・レイ（古谷徹さん）－シャア・アズナブル（池田秀一さん）

どうですか？そうです！機動戦士ガンダム-Zガンダム-逆襲のシャアと、時に仲間として共に闘ったこともあるガンダムシリーズ史上最高のライバルであるアムロとシャアがコナンの中で再会したのです。

声だけじゃないの？と思うかもしれませんが、ご覧頂くまでのお楽しみにして下さい。

劇場版第20作品目「純黒の悪夢」のクライマックスでは、両者が各々の立場からコナンを助ける激アツシーンが凄いワクワクしますよ！

さらに怪盗キッドがコナンを盛り上げる！

名探偵コナンがヒットシリーズからメガヒットシリーズへと化けるターニングポイントとなったのはルパン三世とコラボした『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』だったことが分かりますが、そもそも安定したヒットを作り出す切っ掛けとなったのは怪盗キッドのおかげだと私自身は思っています。

変幻自在・神出鬼没の怪盗キッドは原作者：青山剛昌の前々作「まじっく快斗」の主人公：黒羽快斗（くろばかいと）です。

コナンに登場したことで広く知られることになりましたが、実はキッドの方が先であり、私がコナンシリーズで一番好きなキャラクターです。

立場上、探偵であるコナンと怪盗であるキッドは敵対するイメージですが、実際には共闘している場面の方が多い気がします。

下記の劇場版では第3作品「世紀末の魔術師」、第8作品「銀翼の奇術師」、第10作品「探偵たちの鎮魂歌」、第14作品「天空の難破船」、第19作品「業火の向日葵」に登場し、ド派手なアクションを見せストーリーを盛り上げてくれています。

また、怪盗と探偵という立場の違いがありながら、VS黒の組織ではコナンを助ける重要なファクターとなっています。

もちろん、キッドの他にも主要メンバーである中森青子・銀三、寺井黄之助、白馬探もコナンに出演しています。

アニメでは「まじっく快斗1412」として全24話放送されていましたので、コナンととにもぜひご覧下さい。

コナンの延長としてではなく、ソロアニメとしても十二分に楽しめますよ♪

このようにスピンオフのストーリーでも活躍できるレベルのキャラクターが3人もいるということが実はコナンの凄さなのかもしれませんね。