子どもの成長に欠かせないDHA!

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「日本の子供たちが頭がいいのは魚を常食しているからだ」とイギリスの栄養学者が日本人の子供たちの知能指数の高さを、魚油に含まれるDHAの作用によるものと評価し、DHAは一躍脚光を浴びました。

子どもの健やかな成長、とりわけ脳の発達や視力の向上に役立つ栄養素として、国内外で注目を集めるDHAですが、日本の子供においても現代は摂取量が不足しがちです。

「かしこい脳」とDHA

「魚を食べると頭がよくなる」と聞いたことありますよね?

その中心となるのは、青魚に豊富に含まれているDHAであり、脳神経の働きに大きな影響を与えることが、数多くの研究により明らかにされています。
なかでも世界的に認められているのは、胎児や乳幼児にとってのDHAの重要性です。

脳が活動する際、情報のやりとりを行うのが脳の神経細胞ですが、神経細胞の発達は母体にいる胎児期から始まり、生後8か月の頃に最大になります。
そのため、妊娠期~授乳期においても母体のDHAの摂取が勧められているのです。

脳神経の発達に関与するDHA

DHAには脳の情報伝達機能をサポートする働きがあることが知られています。

DHAは脳内に入ると、神経細胞の細胞膜の主な成分となって細胞膜の柔軟性を保ち、記憶や学習などの脳の働きの向上に寄与します。

脂質の中でもとても柔らかい性質を持つDHAが、脳の神経細胞の細胞膜にたくさん含まれていると、細胞膜は柔らかい状態、つまり柔軟性を保ちやすくなり「頭の回転が速い」といった状態になります。

読み書きの力をアップに貢献!

また、DHAの脳への影響が注目されるようになった切っ掛けともいうべき、「読解力」「書き取り能力」といった子どもの学習能力の発達を高めることが判っています。

そのため、ADHDなど発達障害の改善にも期待されています。

視覚機能の向上とDHA

目の網膜や視神経にもDHAは多く存在しています。
ものを見るときは、目から入る光が目の奥の網膜に到達し、網膜に像が映し出され、その情報が視神経を通じて脳に伝わることで認識します。

目の細胞膜にDHAが多く含まれていると、視神経が情報を伝える働きをスムーズにし、網膜に映った像を素早く正確に脳へ伝えることができます。

乳児を対象とした研究において、DHAを摂取した乳児はDHAを摂取しなかった乳児と比べて、視力が高くなることが報告されています。

こうした研究からDHAは、網膜や視神経の働きを活発にし、子どもたちの目の健康維持や視覚機能の向上に重要な栄養素と考えられますので、しっかり摂取しましょう。

DHAは心の成長にも重要です!

DHAは、脳や目といった身体の健康だけでなく、集中力や社会性といった精神面においても良い影響をもたらすことが知られています。

DHAを摂取した児童は摂取しなかった児童と比べて、反抗性および落ち着きのなさが大きく改善したという研究結果がありますので、子どもがDHAを摂取することで、子どもの心の成長にも期待されています。

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