ターンオーバーと肌の仕組み

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ターンオーバーとは?

ターンオーバーとは、神経細胞を除いて一定のサイクルで新しい細胞に生まるサイクルで、「細胞の新陳代謝」のことを指し、肌では約28日周期で新しい肌に生まれ変わります。

この周期が乱れると、様々な肌トラブルを引き起こしやすくなってしまいますので、正常なターンオーバーは美肌に欠かせないとされているのです。

肌(皮膚)は、「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層の構成されています。
表皮は肌のもっとも外側に存在し、ホコリやウイルスの侵入を防ぐ肌バリアとしての機能や、水分の蒸発を防ぐ役割を担っています。

この表皮はさらに「基底層」「有棘層」「顆粒層」「角質層」の4層構造になっています。
基底層で新しく生まれた基底細胞は、有棘層→顆粒層→角質層という順に、形を変えながら14日間かけて肌の表面に押し上げられていきます。

その後、一番上の角質層に達した細胞は、核のない「角化」の状態となっており、約14日後には垢となって剥がれ落ちます。

この一連のサイクルが、ターンオーバーと呼ばれるシステムです。

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ターンオーバーは早くてもダメ、遅くてもダメ

『ターンオーバーが遅くなると、様々なトラブルを引き起こす』ということは聞いたことがありますよね?実はターンオーバーは早くてもトラブルを起こしてしまうので、周期を正常に維持することが大切になります。

遅い場合は、古い角質が肌に残ってしまってターンオーバーが正常に機能しないことで、毛穴が塞がれてしまい、皮脂が外に出ることができず詰まってしまいます。
また古い角質が剥がれないことで、シワやくすみなどが目立ってしまい、この期間が長くなるほど、肌が硬化して乾燥しやすくなってしまいます。

早い場合は、未熟な状態の細胞が肌の表面に出てきてしまうため、バリア機能が正常に機能しなかったり、薄く傷みやすい肌の状態になってしまいます。
薄い角質は、水分の保持力が低くなってしまうことで、過敏に皮脂を放出することになりますので、敏感肌などの肌トラブルへ繋がってしまいます。

ターンオーバーが乱れる原因とは?

ターンオーバーが乱れには様々な要因がありますが、大きく下記の5つが主になります。

●加齢(ホルモンバランスの乱れ)
●栄養不足(食生活の乱れ)
●睡眠不足
●血行不良
●間違ったスキンケアや肌質に合わないスキンケア

特に原因が複雑なのが『血行不良』ではないでしょうか?
血行不良には、食生活の乱れ・運動不足・水分不足など様々な要因が関係しています。

また、夏場は紫外線による肌への負担が大きく、冬場は気温・湿度が下がることで代謝の低下を招いてしまいますので、「夏場」「冬場」はターンオーバーが乱れやすくなります。

どんなに丁寧にスキンケアをしても、どれだけ高級な化粧品を使っても、基礎となるターンオーバーが乱れてしまうと元も子もありません。

逆に、健全な生活習慣は、健康で美しい肌を作ることになるとも言えます。

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