続:チアシード、効果や副作用について

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チアシードのメリット、デメリットについて

様々な栄養素が含まれる期待のスーパーフードのチアシードですが、効率よく摂取するためにもメリットとデメリットをしっかり知っておきましょう。

スーパーフードとは?
明確な定義はありませんが、「一般的な食品に比べてビタミン、ミネラル、アミノ酸といった必須栄養素や健康成分を多く含む植物由来の食品」と考えられています。

チアシードに期待される効果・効能とは?

ダイエットサポート
海外のセレブやモデル達にも愛用されているチアシードの代表的な効果といえば、ダイエットサポートでしょう。 口コミやランキングでも満腹ダイエットを効果的に行えると評判です。
水に浸すことで約10倍~14倍にも膨らむ食物繊維の宝庫チアシードは、空腹感を減らしながら便秘などの腸内トラブルを解消してくれます。

用い方は、「置き換えダイエット」よりも「食前サポートダイエット」がお勧めです。

置き換えダイエットは1日の総カロリーを抑えることができますが、残念ながらチアシードといえど万能ではありません。ビタミン・ミネラルが全て補える訳ではありません。
ですので、食事の前に摂取することで、食事の食べ過ぎやカロリーの過剰摂取に役立てて頂いた方が、健全的なダイエットができると思います。

生活習慣病の予防
チアシードにはオメガ3系の不飽和脂肪酸の1つ「α-リノレン酸」が多く含まれています。
体内でDHA/EPAに変換されるα-リノレン酸は、もちろんコレステロール・中性脂肪を下げる働きによって血液サラサラに寄与し、生活習慣病の予防に役立ちます。

今後、予防医学が進むにつれ、血液の流れをよくすることは特に生活習慣病を未然に防ぐためにも、必須となってくるでしょう。
また、DHA・EPAが持つ、アトピーや花粉症などアレルギーの緩和、脳の活性化などにも活躍が期待できます。

美容・美肌
近年の女性は、カロリー・脂質の関係からか肉類を敬遠する傾向が見受けられますが、肉類>タンパク質>コラーゲン>アミノ酸といったように、美容のために重要な成分です。
そのような方には、必須アミノ酸を含むチアシードはとても相性が良いと思います。

多くの情報の中には「”アンチエイジング”にも効果が期待」といったコンテンツが記載されているようですが、美容部門におけるアンチエイジングとは老化防止と考えれば、チアシードに含まれる抗酸化物質はほとんど見受けられないので、過度な期待はしないようにと考えます。

副作用や過剰摂取は?

豊富な栄養素が含まれるチアシードですが、過剰摂取は厳禁です。
特にオメガ6系不飽和脂肪酸は現代の日本人は摂り過ぎの傾向にあるとされています。

オメガ6も体には必須の成分ですが、過剰に摂取すると善玉コレステロールを減らしたり、炎症やアレルギーの原因にもなってしまいます。

アラキドン酸という成分に聞き覚えはありませんか?
一時期、記憶力や学習力の向上に優れた働きを期待されブームにもなりかけたほどなのですが、過剰摂取による副作用が危険視されて、急激に姿を消した栄養素です。
副作用として注視されたのは、アレルギー性湿疹、アトピー性皮膚炎などで、また、大腸や前立腺、皮膚のガンを発症するリスクが増大するとされています。

アラキドン酸もオメガ6系脂肪酸ですが、私は優れた成分だといまでも考えています
オメガ6系脂肪酸ではなく、問題は過剰摂取の方にあるのです。

最近、問題視されているマーガリンもオメガ6系脂肪酸です。
こちらの問題は「トランス脂肪酸」にあり、これは厚生労働省や農林水産省、食品安全委員会などから多くの情報が提供されています。
(当サイトではまた別の機会に紹介していと思います。)

例としてオメガ6系を紹介しましたが、チアシードに含まれるカルシウムや鉄分などにも過剰摂取による副作用は報告されています。

適量で健康サポートを!

TVや雑誌で取り上げられた栄養素は気になるものです。
そして私たちはどうしても”良い部分”にばかり目がいってしまいます。

極端な話をしますと、以前から過剰摂取がいわれている「食塩(ナトリウム)」の場合でも、摂取量がゼロになってしまうと私たちの体は正常な活動を行うことができません。

つまり、全ては適量が大切なのです。

チアシードは現在人が不足している栄養素を豊富に含んでいる優れものですので、適量を上手く摂取して、健全なライフスタイルに役立てましょう。

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