カロリーオフや糖質ゼロってなに?

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カロリーオフと糖質ゼロの違いについて

今年も年末も近づき、忘年会の予定が増えだす時期になってきましたね。
今回は年末年始に多い「飲み過ぎ」によるカロリーオーバーを防ぐために、”カロリーオフ”、”糖質ゼロ”といった用語について紹介したいとおもいます。

カロリーオフ、カロリーゼロとは?

過剰なカロリー摂取を控えるため、カロリーオフやカロリーゼロという記載が様々な飲料に記載されていますが、カロリーゼロであってもカロリーが全くないとは言い切れません。
正しい知識を身に付け、上手に生活に用いて下さい。

健康増進法によれば、飲料100mlあたりに対して、下記の表記が可能となっています。

カロリーが100mlあたり5kcal未満 =「カロリーゼロ」「ノンカロリー」
カロリーが100mlあたり20kcal以下 =「カロリーオフ」「カロリー控えめ」

飲料で100gあたり5kcal未満のものは、カロリーについて「ゼロ」「ノン」などの表記が可能ということになります。
つまり、私たちがよく目にしている500mlのペットボトルの場合、25kcal未満であれば、「カロリーゼロ」や「ノンカロリー」という表示ができるという事になります。

このように考えて頂ければ、500mlの「カロリーオフ」ドリンクについては、100kcal未満までは入っていても表記できる訳です。

 誤解を招いてしまうような表記に「カロリー70%オフ(当社比)」といったケースがありますが、これは健康増進法に基づいた表記ではなく、メーカー独自の基準であることを知っておきましょう。

糖質ゼロ、糖質オフとは?

次は、糖質に関してですが、これが表示される飲料は特にビールやコーヒーですね。
ビールをゴクゴク飲んでしまい、「アッという間にカロリーオーバーしてしまった」という記憶がある方も多いのではないでしょうか。

ビール類も詳細に分類すると、「ビール」、「発泡酒」、「第3のビール」、「新ジャンル」などと分かれますが、こちらでは大きく「ビール」として紹介させて頂きます。

糖質が100mlあたり0.5g未満 「糖質ゼロ」「無糖」「ノンシュガー」
糖質が100mlあたりの2.5g以下 「糖分オフ」「低糖」「微糖」

このように「糖質ゼロ」という表記があっても本当にゼロかどうかはわかりません。
チェックには、商品の「栄養成分表示」欄を確認する必要があります。

もともとビールは糖質・カロリーともに高く、生活習慣病予防やダイエット中の方にとってはもっとも控えるべきアルコールと言えます。

また、アルコールが苦手な方や今は飲めないという方にとっては、「ノンアルコールビール」が身近な存在になっていますが、ノンアルコールビールは、味をビールに近づけたり、飲み易くするために人工甘味料や酸味料やカラメル色素などの添加物が入っていることが多いので、一般のビール同様、飲み過ぎには注意しましょう。

プリン体とは?

プリン体とは細胞の核を構成する物質で、穀物、肉、魚、野菜など食物全般に含まれる成分です。もともと私たちの体内でも、細胞の代謝や運動によって自己産生されます。

体内でプリン体は、分解されて尿酸に変化し体外に排出されますが、尿酸量が排出能力を超えて体内に蓄積されると、血中で結晶化し関節などに沈着・炎症を起こし「痛風」と呼ばれる激痛を起こします。

食事の偏りで肉や魚介類をたくさん食べる人は痛風になりやすいことが知られています。
また、お酒を毎日飲む人は痛風の危険度が2倍で、特にビールを飲む人の危険度が高いという報告があります。

アルコールに含まれるプリン体量はあまり多くはありませんが、アルコールの作用が加わって尿酸値が上昇するとされていますので、何事も適量で楽しみましょう
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