疲労に効果的な方法とは?

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疲労を放置していませんか?

疲労は危険信号である3大生体アラームの1つでありながら、病気とは異なり「痛み」や「発熱」を伴うものではないので病院に行くこともなく、ついついそのまま放置してしまいがちな方が多いのではないでしょうか?

実は日常生活において、実際に起こっている疲労と、疲れたと感じる自覚的な疲労感は一致しない事が多く、これが非常に大きな問題となります。

通常、疲労が発生すると、脳へ「休め!」と警告シグナルが伝えられます。
しかし、このシグナルは「達成感」や「責任感」などによって、気分が高揚して一時的に疲労感がとれたように錯覚してしまい、簡単に無視されてしまうのです。

このような状況は、疲労自体はまったく解消されていませんので、日々の疲労が知らず知らず蓄積し、気付いた時には大変なことになってしまいます。

疲労が起こるメカニズムとは?

一言に「疲労」といっても、身体的な疲労、精神的な疲労、頭の疲労など様々ありますが、実は疲労が起こるメカニズムはまったく同じでなのです。

運動などによる肉体疲労、仕事などによる精神的、脳疲労や眼精疲労など、疲労と呼ばれるものの主原因は活性酸素にあり、活性酸素が細胞にダメージを与えることで、細胞が機能低下を引き起こして疲労となるのです。

違いとしてはどの細胞に負荷を掛けてしまっているのかという点にあります。

ですが、疲労のメカニズムが同じと言うことは、逆に、疲労の回復方法についても、共通して同じという事になります。

効果的な疲労回復法は?

私はNRサプリメントアドバイザーという立ち位置ですが、疲労ケア目的でサプリメントを用いる前には、下記の疲労回復に役立つ習慣をお伝えしています。

睡眠で疲労ケア

睡眠は疲労回復にとても重要で、傷付いた細胞を修復して、疲労を解消するためには不可欠な時間なのです。

ですが、現代は様々な理由により、睡眠時間を確保することが難しくもなっています。

睡眠時間の確保は重要ですが、より効果的な疲労回復には「睡眠の質」も重要です。
睡眠の深いノンレム睡眠の時に、脳の神経細胞の修復が行われると考えられていますので、いかにノンレム睡眠を得られるかがポイントになります。

また、昼寝やうたた寝も疲労回復には効果的ですし、仮眠の場合は静かな場所で20~30分寝るのが理想的だとされています。

入浴で疲労ケア

入浴には疲労を和らげる効果が知られていますが、これは入浴によって血行が促進される為で、体に溜まった老廃物が血液と一緒に流されて排出されるからです。

私自身、忙しい時はシャワーで済ましますが、疲れが溜まっていると感じた時には意識的に入浴するようにしています。

いまの時期ですと「冷え性」対策も同時に行えて良いですね。

下半身を温めると副交感神経が優位になることが知られていますので、入浴時は半身浴の方が自律神経への負担が少なく、癒し効果が得やすいと考えられています。

食事で疲労ケア

産学官連携が連携した、国費を含む研究予算約30億円の疲労対策プロジェクトの中で、疲労対策に効果がある23種類の食品をピックアップし、さらにその中から圧倒的に疲労回復効果があったのが「イミダゾールジペプチド」です。

イミダゾールジペプチドは、鶏胸肉、牛肉、豚肉、マグロ・カツオなどの回遊魚に含まれていますので、上手に食事に取り入れましょう。

渡り鳥が休憩もせず2週間以上飛び続けることが可能なのも、カツオやマグロなどの回遊魚が泳ぎ続けることが可能なのも、一番動作の多い部分にイミダゾールジペプチドが豊富に含まれているからです。

ほかにも、梅干しや柑橘系果物に含まれるクエン酸、牛肉やイワシに含まれるコエンザイムQ10などにも疲労回復効果が確認されています。

疲労の豆知識

“飽きる”のは「脳疲労」のサイン

高度な情報社会である現代において、私たちの脳はいつも情報処理に追われフル活動状態で休む暇もありません。
特に一つの事に集中していると、脳では同じ部分がずっと働き続け、その結果、パフォーマンスが低下が低下したり、ヤル気がなくなったりします。
そうすると脳は、”飽きる“という指示を出して、その部分を休ませるように仕向けてきます。
つまり、飽きるというのは、脳の疲労を知らせる最初のサインなのです。

”飽きる”のサインが届いたときは、別のことをして脳をリフレッシュしましょう。

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