カフェインの効果や副作用とは?過剰摂取には要注意!

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カエフィンとは?

カフェインはアルカロイドの1種で、プリン環を持ったキサンチンの誘導体として知られていいる化合物です。

『夜遅くにコーヒや紅茶を飲むと眠れなくなる。』そんな話を聞いた方は多いと思いますが、これはコーヒーや紅茶に含まれるカフェインによる作用です。

ですが、カフェインの作用にも個人差がありますので、少量のカフェインで眠れなくなる人もいれば、摂取しても睡眠に影響しにくい人もいます。

皆さんのカフェインに対するイメージはどのようなものでしょうか?

不眠の原因になったり、胃を痛めていまうネガティブイメージですか?
それとも目が冴えて、集中力がアップするポジティブイメージですか?

ある意味、両方ともカフェイン正しい見方で、上手に用いると有用な成分ですが、他の栄養素と同様に「薬も過ぎれば毒となる」ということなのです。

実際のところ、カフェインは『無水カフェイン』として「眠気や疲労感、頭の重い感じをやわらげる成分」として市販薬の総合感冒薬や鎮痛剤にも配合されています。
(睡眠を妨げないように無水カフェインを配合していない総合感冒薬もあります。)

カフェインの効果とは?

●覚醒作用

カフェインというと、眠気を覚ますイメージが真っ先に浮かぶと思いますが、これはカフェインが持つ覚醒作用によるものです。

カフェインを摂取すると、脳内で睡眠を促す神経伝達物質の受容体に結びつき、眠気を誘う働きを阻害しますので、その結果睡眠が抑制され、眠気が覚める状態になります。

●鎮痛作用

カフェインには血管を収縮させる働きありますので、脳の中の血管が拡張することで起きる頭痛を和らげる作用があります。

●利尿作用

カフェインを摂取すると血圧と心拍数が向上して腎臓に流れ込む血液量が増えますので、その結果尿の量が増えて、体の余分な水分の排泄や、体のむくみを取ってくれます。

●集中力の向上

カフェインには海馬(記憶や学習に関わる脳の器官)を刺激することで脳の働きを活性化させ、集中力や記憶力の向上に役立ちます。

大学の受験会場ではごみ箱(缶)が、エナジードリンクだらけだったという話があるほどですので、覚醒作用の次に目的とされているのがこの働きではないでしょうか。

カフェインの摂取量は?

現在のところ、カフェインの摂取量に関して国が摂取量を定めている訳ではありませんが、欧州連合(EU)の欧州食品安全機関(EFSA)では2015年に下記のように発表されています。

●1回の摂取につき200mg(3mg/kg)まで
●1日400mg(5.7mg/kg)まで
●妊娠中の女性は1日200mgまで

上記を見ると、健康な成人が摂取しても安全と考えられるカフェインの量は体重によって大きな幅があることが分かると思います。

また、妊娠中は、胎児の排出物の代謝に母体の肝臓が使われているので、カフェインの代謝が遅くなり蓄積されやすいと言われていますので、摂取量に注意しましょう。

カフェイン依存症(中毒)になる前に!

いまや働く人々にとって必須アイテムともいえるエネジードリンク、私もたまに飲みますが、確かに飲んだ直後のリフレッシュ感はあり、もう一踏ん張りという時には自然と手に取ってしまっています。

また、デスクワークには欠かせないコーヒーや紅茶にもカフェインはたっぷり。
そのためか、最近では飲料のパッケージに「カフェインレス」「ノンカフェイン」「カフェインゼロ」などの表記が目立つようになってきましたね。

カフェイン依存症という言葉が広まってきましたが、中でも代表的で最も知られているのが『コーヒー依存症』ではないでしょうか。

コーヒーを飲まないと「落ち着かない」「ボーっとする」「ヤル気が起きない」などの症状が現れると、依存症の可能性があるかもしれません。

かくゆう私も一時はコーヒー依存症になっていた気がします。
当時は少なくともコーヒーだけで1日3杯以上を飲み、平均すると5杯以上飲んでいたと思いますが、いまでは1日1杯飲むか飲まないかになっています。

また、カフェインはコーヒーをはじめ紅茶や煎茶(緑茶)、コーラ、ココア・チョコレート、そしてエナジードリンク&栄養ドリンクなどに含まれていますので、単純にコーヒーの量だけではなく総合的に意識する必要があります。

一方で、コーヒー豆・カカオ豆・煎茶などにはポリフェノールという素晴らしい成分が含まれていますので、適量を美味しく摂りましょう。

アルコールカフェインの同時摂取に注意!

カフェインの過剰摂取のリスクは何となくでもご存じだと思いますが、アルコールと同時に摂取することの危険性はどうでしょうか?

アルコールとカフェインを同時に摂取すると、アルコール耐性が強くなってしまいます。

これはカフェインの鎮静作用がアルコールの興奮作用を抑えることで普段よりも自分が酔っている感覚が抑制されて、調子が良くなったと思い込んでしまうのです。

カフェインの覚醒作用が酔いの感覚を麻痺させるといった方がイメージしやすいかもしれませんが、実際に同時摂取することで普段より多飲してしまい、急性アルコール中毒を招いてしまって、救急搬送されるという事例も増えています。

最近ではお酒をエナジードリンクで割るといったエナジードリンク系カクテルやウーロンハイや緑茶ハイなどの飲み方の場合に注意が必要です。

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