認知症とは、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったりしたために様々な障害が起こり、日常生活を送る上で支障が出ている状態のことを指します。
似た言葉に「痴呆症」がありますが、症状は同様です。 ですが、差別的なイメージがあって一般には使いにくいということから現在は「認知症」という言葉が用いられています。
食生活で認知症を予防
認知症の予防にバランスのとれた食生活は不可欠です。
また、効果的な食材とされているのが青魚と緑黄色野菜で、『和食』が理想的です。
一方で、お酒は少量でも脳を萎縮させることが報告されていますので、認知症に限っていえばアルコールを控えることも大切です。
歳をとってもクリアな脳を保ちたいと思う方が多くなっており、またそうした思いに応えるように「脳の健康」に役立つ栄養素の研究も進んでいます。
●シナプス(神経細胞)を活性化させ判断力や集中力を高めるDHA
●血小板凝集抑制作用を持つEPA
●脳内で抗酸化作用を発揮できるアスタキサンチン
●優れた血液循環作用を持つイチョウ葉エキス
●脳細胞の働きを活発にするホスファチジルセリン
これらブレインフードをしっかり摂取するためにも、食生活の改善しながらサプリメントを利用すると効率的でしょう。
運動で認知症を予防
運動といっても激しいものではなく。散歩やウォーキング、体操・水泳などの有酸素運動を継続的に行うことで血流を良くし、認知能力が向上するほか、脳を含む全身が活性化するという報告もあります。
また、脳への刺激だけでなく、心肺機能の改善、骨の強化、ストレスの緩和・発散などにも期待できますぜひ定期的に行ってください。
激し運動を行うのではなく、楽しみながらできる運動を取り入れましょう。
趣味で認知症を予防
趣味というと漠然としいるかもしれませんが、単調な日々の中に、「普段とは異なる刺激を与えてあげる」という意味に考えて頂ければと思います。
脳トレ・パズル
脳トレーニングだけでなく、数独やクロスワードなどのパズル系ゲームも認知症予防に役立ちます。(スマホやパソコンを使うと、指先運動も同時に行えます。)
将棋・麻雀
将棋・麻雀や、囲碁・オセロなどは相手の手を読んだりする思考機能が必要となりますので、脳が刺激され活性化に繋がります。(楽しく行うという事を心がけましょう。)
読み書き
本を読んだり、日記を書いたりすることは脳の刺激になります。
短いコラムや文章など書き写したり、何かを見ながら書く事は脳を使いますので、少しずつはじめてみては如何でしょうか。
新しい事をはじめる
既に趣味をお持ちの方は趣味の中で新しいことに挑戦する方が良いでしょう。
また、これまでやった事がないものにチャレンジするのもとても良い刺激になります。
他人と話をするコミュニケーションも脳の良い刺激になります。