美肌の土台作りはアミノ酸から始めよう!

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アミノ酸の美容効果とは?

前回はアミノ酸の基礎知識を紹介しましたが、今回は美肌効果に注目して紹介します。

美肌を実現するためには「コラーゲン」よりも「アミノ酸」として摂取した方が効率的と言われることがあります。

これはコラーゲンを摂取した場合、体内のプロキアーゼという酵素によってアミノ酸に分解され、体内でコラーゲンの原料として使用されるのに対して、アミノ酸を直接摂った方が分解という過程がなく、また再合成への利用度が高いと考えられているからです。

ですが、コラーゲンはコラーゲンとして摂取することで、合成に働く細胞を活性化する効果もありますので、無意味という訳ではありません。

美肌とアミノ酸の関係とは?

アミノ酸は肌のコンディションを整えるために不可欠な成分です。

これはアミノ酸によって作られる天然保湿因子(NMF)が美肌の基本となるためです。

”潤いのある肌”とは美肌の基本中の基本、潤いが無ければ肌は乾燥し、また乾燥している状態が続けばシワも増えます。その基本となる”潤い”を保ち、また取り戻すために欠かせないものが天然保湿因子(NMF=Natural Moisturizing Factor)なのです。

実は角質細胞にあるNMFを構成する成分の半分近くがアミノ酸なのです。

潤いのある肌へ

上記でも紹介したように肌の潤いは、美肌への第一歩です。
美しい肌を保つためには、身体の一番外側でカラダを守っている角質層を健康にし、十分な水分をキープすることが大切です。

NMFの構成成分の半分近くがアミノ酸で構成されていますが、なかでも多いのが『セリン』で、セリンは水と結合する力が強いため、より保湿効果に貢献していると言われています。
また、構成比率は非常に少ないもののセリンと同じような働きをするのが『プロリン』です。

これはコラーゲンの組成成分としてもたくさん利用されますので、美肌に必須のアミノ酸として覚えておくとよいでしょう。

シワのないハリのある肌へ

シワは皮膚の老化現象の中でも比較的早く現れ、日常的に見えてしまうために、美容のために少しでも早くケアすることが大切です。

シワができる原因しては、皮膚の水分や油分が減少することによって弾力性がなくなり、皮膚に”たるみ”が生じることや皮膚細胞の老化による変性があります。

原因はこのような説明になりますが、これを促す要因は日常生活の中に多々あります。

特に注意したいのが紫外線です。
紫外線が真皮まで到達すると、真皮を構成しているコラーゲンなどを分解してしまいますので、その上に表皮と角質層にも溝ができ、シワの原因となってしまいます。
コラーゲン自体が不足することも、同様にシワが出来てしまいます。

ハリと艶(つや)のある肌、キメが細かく弾力性のある肌にはコラーゲンが欠かせませんが、たんぱく質であるコラーゲンを構成しているのは、もちろんアミノ酸です。

コラーゲンを構成するアミノ酸の中で、もっとも多く利用されているのがプロリン・アラニン・グリシンなどで、その他にアルギニン・グルタミン、そしてBCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)などで構成され、全て合わせると17種類になります。

また、コラーゲンの生成・再合成にはビタミンCが欠かせませんので、美肌目的でアミノ酸を摂取する際にはぜひビタミンCも合わせて摂取して下さい。

シミ・ソバカスのない美白の肌へ

白い肌というのは、シミやソバカスがない肌ですが、同時にくすみがなく突き通ったようにキレイな肌であることも大切な要素です。

ターンオーバーがスムーズに行われていれば、肌表面に汚れが着いても角質細胞が剥がれ落ちるたびにキレイになります。
また、肌表面に多少の傷が付いても同様に早くキレイに戻ります。

くすみを解消するには、まず皮膚細胞の新陳代謝を高め、ターンオーバーをスムーズに行うことが大切で、そのためにもやっぱりアミノ酸が欠かせません。

サプリメントと化粧品、どちらが効果的?

サプリメントがインナーケア、化粧品がアウターケアであることから優先すべきはサプリメントですが、内側から防御できないこともあります。

それが夏場・冬場における保湿です。

もちろん、肌表面から水分が蒸発しないような保湿のシステムを身体は備えていますが、じりじりと太陽が肌をさすような暑い季節や、冬の乾燥している時期には内側からのチカラだけでは足らないことがありますので、化粧品によって外側からも蒸発を防ぎ、肌を保湿してあげることが理想的といえるかもしれません。

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