エクオールで更年期をサポート!
「NHKスペシャル」「世界ふしぎ発見」などのTV特集や健康雑誌などで話題のエクオールとは、女性ホルモン様作用を持ち、更年期(ゆらぎ)症状の緩和や骨密度の維持に対する効果が期待されています。
実はエクオールの元となる成分は「大豆イソフラボン」である事から、「スーパーイソフラボン」や「進化系イソフラボン」と呼ばれることもあるようです。
大豆イソフラボンを摂取した時に変換されてできる栄養成分が「エクオール」であり、この成分こそが女性の輝きにパワーを発揮することが判ってきています。
大豆イソフラボン=エクオールではない!
ここが大きなポイントで大豆イソフラボン=エクオールではありません。
大豆イソフラボンは、ポリフェノールの1種で女性ホルモンとよく似た働きを持つ事で知られていますが、大豆イソフラボンの健康効果には、個人差があるということが近年の研究で明らかになってきました。
そしてこの個人差を招いていたのが、大豆イソフラボンが腸から吸収される時に、ダイゼインという成分で吸収されるか、エクオールという成分として吸収されるかだったのです。
最近の研究で、エクオールの方がより高いエストロゲン活性を持つことが判明し、エクオノールを作れる人の方が大豆イソフラボンの恩恵を受けやすい事が明らかになっています。
エクオールを作れる人と作れない人の違いとは?
実はエクオールを作れる人と作れない人との違いは、近年注目されている腸内フローラが重要なポイントとなっています。
エクオールは大豆イソフラボンに含まれるダイゼインという成分が腸内菌のチカラによって変換された状態なのです。
私たちの大腸には様々な腸内細菌が棲んでいますが、その中に大豆イソフラボンをエクオールに変換してくれる”エクオール産生菌”と呼ばれる腸内細菌が見つかり、エクオールへの変換はこの菌が活動しているかどうかが重要だということが判っています。
日本人は豆類の摂取が多いため2人に1人がエクオールをつくれると言われていますが、実は年齢が若くなるにつれてエクオール産生率は低下しているというデータがあります。
詳しいことはまだ判っていませんが、豆類の摂取量は60代が最も多く、若くなるにしたがって食べる量は減っていますので、食生活の変化が原因ではないかと考えられています。
また、腸内細菌のエサとなる食物繊維についても、60代の方が最もたくさん食べています。
まずは食生活の見直しを!
腸内フローラ(腸内環境)を整えることはエクオールの変換だけでなく、便通や免疫機能、美容・美肌にも効果があると言われています。
ただし、腸内フローラは一朝一夕で変わるものではなく、食生活の積み重ねで形成されるものですので、バランスのとれた食生活を継続することが大切です。
また、腸内フローラは、食生活をベーズに、睡眠や運動、ストレスなど様々な生活習慣から影響を受けていると言われていますので、日々のケアにも気を付けましょう。
もしかすると、いま若い方に多い若年性更年期障害に対しても有効かもしれません。
エクオールの定着・増殖については、多くの研究が進められているようですので、今後の研究成果の動向に注目したいですね。
食生活を含む生活習慣を見直しつつ、さらに積極的にエクオールの摂取がしたい方にはサプリメントでプラスしても良いでしょう。
過去に大豆イソフラボンを摂ったことがある方には、ぜひ一度お試しして頂きたい成分です。
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エクオールとラクトビオン酸の組み合わせは、非常に相性が良いので、エクオールを摂取するなら、ラクトビオン酸がプラスされているのをお勧めします。