アントシアニンの美容効果とは?

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アントシアニンを多く含む食材は?

アントシアニンの美容効果の前に、改めてアントシアニンを多く含む食品にはどのようなものがあるのでしょうか?

アントシアニンをはじめとしたポリフェノールを含む食品を考える際には、その食材が持つ色をイメージしてもらえればわかりやすいと思います。

アントシアニンは青紫色の色素です。
代表的な食品には、ブルーベリー、ビルベリー、ブドウ、カシス、ナスなどがありますが、これら以外にも紫いも、紫玉ねぎ、紫キャベツなどにも含まれおり、アントシアニンを含む食材の共通点としてはやはり色が関係します。

例えば、紫いもや紫玉ねぎなどにはアントシアニンが含まれていても、一般に流通している芋や玉葱には含まれていません。

含有量は色の濃い方が多く含まれてと考えられ、部位についても同様です。
ですので、果実よりも果皮の方が多く含まれているのです。

ブルーベリーとビルベリーの違いって?

どちらもツツジ科スノキ属の植物でビルベリーはブルーベリーの1種とされていますが、正確にはブルーベリーの原種ともいわれる近縁種です。

ビルベリーの果実はブルーベリーの果実よりも小さくて色が濃い特徴を持ち、ブルーベリーは栽培種ですがビルベリーは栽培が難しいので殆どが野生種です。

ビルベリーの果実には、内部までしっかりと色素が詰まっていて、一般栽培種のブルーベリーと比べて約5倍ものアントシアニンが含まれていると言われています。

アントシアニンの美容効果

アントシアニンの効能の中でも、特に注目されているのは目の健康を守る作用ですが、実はアントシアニンには優れた美容効果も期待できます。

ポリフェノールは植物が外敵から自らを守るための成分で、環境が厳しいほど色素成分が濃かったり、渋み成分が強かったりしますが、これはそれだけ含有量が多いということです。

アントシアニンは植物が紫外線から身を守るために生成する成分で、ブルーベリーよりビルベリーの方が含有量が多いのは、ビルベリーが自生し実をなす北欧の夏は、白夜で太陽が沈まない季節で1日中太陽の紫外線が降り注いでいる中で実を守るために、アントシアニンが濃くなると考えられているのです。

このようにアントシアニンが植物が紫外線から実を守る成分というのはよく知られています。
つまり、もともとの自然界の存在意義とは、紫外線の予防対策ということになります。

美容において紫外線はシミやシワなど様々な肌トラブルを招くことが知られており、これからの季節はさらに紫外線の害が強くなってきます。

また、紫外線を大量に浴びることによって「皮膚ガン」への影響も懸念されています。

ヒトにおける研究では、視覚機能に関する研究が殆どですが、優れた抗酸化効果を持ち、アントシアニンの自然界での役割を考えれば、紫外線対策には非常に有効だと考えられます。

サプリメント選びのポイント

アントシアニンサプリメントを選ぶ際のポイントは「原材料が何か?」ではなく、「アントシアニンがどれだけ含有されているか?」です。

原材料がビルベリーだから良いという訳ではありません。
ビルベリーも環境や栽培方法によってアントシアニンの含有量が異なります。

ブルーベリー(ビルベリー)が〇〇mg配合」というのをよく見かけますが、これはブルーベリー(ビルベリー)の量でアントシアニンの含有量ではありません。

私が見たところ、現在販売されているブルーベリー系サプリメントでアントシアニン含有量が記載されているものはないようです。サプリメントの原料としても調べてみたのですが、ブルーベリーエキス(ビルベリーエキス)の中のアントシアニン量は分かりませんでした。

アントシアニンの機能性表示の場合、機能性関与成分の多くが『ビルベリー由来アントシアニン』としてのようです。

また、商品名にブルーベリーと記載されていても、原材料にはビルベリーが使用されていることがありますが、これはブルーベリーという名の認知度の大きさによるものでしょう。

アントシアニンの機能性表示

アントシアニンの機能性表示食品の届出については、やはり目に関するものが殆どです。

<参考>
・目の疲労感を緩和
・目の疲労感を軽減
・目の疲れからくるピント調整の低下を緩和
・目のピント調節機能をサポート
・ピント調節機能の改善や眼の疲労感を緩和

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