話題のスーパーフード、チアシード!
チアシード、ブームとなったその名を皆さんも一度は聞いた事があるのではないでしょうか?
何となく健康に良さそう、ダイエットに良いかもといった理由で一度は摂ったことがある方も多いでしょう。 私の近くでは朝食にスムージーに入れて摂っているという方も居ます。
さて、様々な効果が期待され、いまやスーパーフードの代表にもなったチアシードですが、私が注目している点は1つ、植物からオメガ3脂肪酸が摂れるという事です。
オメガ3脂肪酸といえばDHA・EPAが有名ですが、これらの成分は基本的に海産(主に青魚)に多く含まれており、魚が苦手な方には摂取しにくい栄養素でした。
ですが、チアシードにはα-リノレン酸という脂肪酸が豊富に含まれており、α-リノレン酸は体内でDHAやEPAに変換されますので、植物由来で同等の働きが期待できます。
つまり、魚から摂らなくても、DHA・EPAが補える素晴らしい素材という事になります。
チアシードとは?チアシードを知ろう!
チアシードはシソ科サルビア属の植物で、原産国としてはメキシコなど中南米が有名であり、南米でとてもポピュラーな食べ物です。
もともと、チアという言葉はナワ語で「油性」を意味しており、チアシードの名前の由来としては、良質な脂質が多く含まれているためと考えられています。
「チア」にはマヤ語では「強さ・力」を表し、「シード」は英語で「種」となりますので、「力の種」と言われて親しまれています。
ゲームに出てくるアイテムの名前みたいですね。
ゴマによく似たイメージがありますが、チアシードには先に紹介したオメガ3脂肪酸の他にも下記の栄養素が含まれています。
- 食物繊維
- タンパク質(植物性)
- 必須アミノ酸8種、非必須アミノ酸9種
- ミネラル(カルシウム、マグネシウム、鉄分)
- オメガ6脂肪酸
- オメガ9脂肪酸
チアシードには大きく黒(ブラックチアシード)と白(ホワイトチアシード)があり、一説にはホワイトチアシードの方が良いというイメージですが、栄養素としては私自身は両者に大きな違いは無いと考えています。
ただし、ダイエットサポートでチアシードを摂られる方は、ブラックに比べホワイトの膨張率の方が大きく上回りますので、効率的だと思われます。
チアシードの食べ方、摂り方
チアシードの買い方としては、チアシードそのものを買う方法と、チアシードが入ったスムージーなどの飲み物を買う方法があります。
こちらではチアシードのものもを買った際の食べ方をご説明します。
殆どのスーパーフードはアルミパウチ(袋)に入っていると思いますが、これは内容物を守る遮光・防湿の為です。
内容物が見えるタイプの袋で買った場合には、戸棚の奥など光を遮る場所で保管しましょう。
種のチアシードを買ってきたら、まずは下処理することをお勧めします。
植物の種には防衛のための発芽毒(有害物質)が備わっており、この物質はミトコンドリアに影響を及ぼし、免疫の低下・アレルギーなどを引き起こすリスクがあると言われています。
実は、種をしっかり水に浸すことで、発芽毒の原因となるアブシジン酸は無毒化出来ます。
玄米の発芽毒と同様のイメージを持って頂ければいいと思います。
チアシードの10倍以上の量の水で、12時間ほど浸すことが理想的です。
これは、水分に浸すことで、10倍~14倍に膨らんでジェル状にある性質があるからです。
そのジェル状の正体は食物繊維の1種「グルコマンナン」です。
チアシードがタイエット効果に期待されているのはグルコマンナンが豊富で、食欲に対する満足感を得ることが出来るからです。
摂取時の注意点や摂取量は?
チアシードを浸すための水は常温のものを用いましょう。
これは、素敵なオメガ3脂肪酸が熱に弱く、加熱すると壊れてしまうためです。
浸す時間は省かずに、しっかりと長めにとりましょう。
水分が不十分なチアシードを食べた場合、お腹の中でも水分を吸収してしまい、便秘など体内の水分不足を促進してしまうリスクがあります。
摂取量については様々な情報がありますが、私のお勧めはサプリメントと同様で、まずは少量から体に合うかどうかを試すと良いでしょう。
目安が大さじ1杯(15mg)なら5~7mgぐらいから摂取をはじめて、問題なければ目安量を摂ればよいでしょう。
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